『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2023/6/23分)

2024-06-28 21:09:41 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第16話「ニセモノのオーケストラ」では、ウルトラマン作品ではお馴染みと言っても良い、偽ウルトラマンたちを紹介する内容になっていましたね。

絶対に出さなきゃいけない、と決まっている訳ではないにしろ、ウルトラマン好きからすると、やはり、偽ウルトラマンが良い感じの出方をしていると嬉しいもんです。その偽ウルトラマンの実力が高いほど、本物のウルトラマンが勝った時の爽快感は大きいですからね。

実力の方はともかくとして、ザラブ星人が化ける偽ウルトラマンは、偽物感がバリバリに出ていて、ある意味、正統派の偽ウルトラマンだ、と感じます。一方で、ババルゥ星人が化けたウルトラマンオーブは見た目が完全にそっくりでしたが、その実力はババルゥ星人のままなので、怪獣にフルボッコにされてしまいます。ただ、ババルゥ星人は、地球の子供たちと触れ合った事で、自分の中にある正義に気付き、男を魅せてくれましたね。そんなババルゥ星人を助けるべく、ガイがオーブに変身し、ケルビムを倒したのは、実にグッと来ました。

変身能力ではなく、ロボット系の偽ウルトラマンもまた、王道でしょう。ロボゆえに感情に左右されず、ただ、冷淡に、敵=ウルトラマンを倒すために戦う。もっとも、いくら、見た目がそっくりで、戦闘力が高くても、ウルトラマンに勝てるかっつーと、そうでもない。むしろ、なまじ似せたもんだから、ウルトラマンたちの怒りを引き出してしまうパターンもある。ゼロとレオのタッグが相手じゃ、そりゃ、ロボットウルトラマンに勝ち目は無いわな。

見た目こそ、ザラブ星人の偽ウルトラマンと同じくらい似ていないけど、実力がウルトラマンたちに匹敵していたのが、愛染マコトが変身するオーブダークと、ベリアルによって作り出されたダークロプスゼロ。オーブダークがロッソとブルを圧倒し、勝利を掴んだのは衝撃でしたね、。ただ、これは、ロッソとブルの戦闘経験がまだ、少なかったのも大きいでしょう。実際、ロッソとブルがウルトラマンとしての地力を確実に高めてからは、負かされてましたし。一方で、戦闘力は高かったけど、戦闘経験を積み重ねてこそ出る厚味がなかったゆえに、ゼロに惜敗を喫したのが、ダークロプスゼロ。ゼロの強さは才能や努力だけじゃなく、積み重ねてきた戦闘経験の賜物、と実感できる一戦でした。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ17「ブンとビュン」は、ブンブンとビュンディーの友情にスポットライトが当たっていましたね。

大也が買い取ったオシャレなバーで、それぞれのイメージに合ったドリンクを楽しむ大也たち。玄幡さんのバーテンダー、カッコよすぎん? そんなバーを訪れたのが、先斗とビュンディー。一気にピリついた空気になるも、一人、落ち着いている大也の執り成しで、お互いに武器を下げる。ブンブンがいない事に憤り、その場を去ろうとする先斗とビュンディーを呼び止めた大也。

ブンブンに会いたいのはビュンディーであり、その理由は、彼らが、かつて、共に同じチームでBBGを走り、同時に、互いの実力を認め合い、勝ちたい、と望むライバルだったから。けれど、会いたいビュンディーに対して、会いたくない、会えない、とゴネるブンブン。そんなブンブンの弱気な姿にエモさを感じる調さん、ほんと、キャラが崩れてきたな。

一方で、サンシーター側にも変化が起きそうな感じ。ブンブンジャーに負けっぱなしの状態を良しとせず、己の肉体をジムで鍛えるデコトラーデとイターシャ。機械生命体っぽい彼らが走り込む事で何が変わるのか、そこは「?」ではあるにしろ、努力自体は悪くない。そんなデコトラーデとイターシャは、ヤルカーに改造を勝手に施したキャノンボーグへの不信感を露わにする。やっぱり、あるかもなぁ、サンシーターがブンブンジャーと共闘する流れ。とは言え、今はキャノンボーグの命令には逆らえない立場なので、渋々とランニングマシンからジムグルマーを生み出す。このジムグルマーは、一般人を重すぎるダンベルで強制的に鍛えさせる事で、ギャーソリンを集める。この流れで、まさか、ヤスノブさんが再登場し、キレキレな美筋肉を見せてくれるとは思わんかった。朝から良いものを視たぜ。

ジムグルマーのダンベル攻撃に、ブンブンジャーたちが苦戦する中、颯爽と現れたのが、先斗。自分を雇え、そんなトンデモ発言をかました先斗はブンバイオレットへチェンジし、改めて、レッドたちに圧倒的なスピードを活かした強さでジムグルマーを撃破する。ジムグルマーが巨大化しても、バイオレットは慌てず、巨大なF1形態になったビュンディーへ搭乗。ただ、ここで、キャノンボーグの改造が発動し、ジムグルマーはランニングマシン形態となり、ビュンディーはタイヤが破裂するピンチに陥ってしまう。バイオレットの機転で、どうにか、ランニングマシンから脱出する事は成功するも、タイヤは破裂したまま。そのピンチから救ってくれたのが、ビュンディーに会えない、と言っていたブンブンだった。美しさすら感じるタイヤ交換でビュンディーは復活し、ビュンビュンマッハーロボへと変形し、ジムグルマーを瞬殺。言葉こそ交わさなかったけど、タイヤ交換でブンブンの「今」を知ったビュンディーは満足気。一方で、浮かない表情で、自分を無理に励まそうとしている先斗には、キャノンボーグから着信が・・・何がこれから、起こるのやら。

 

仮面ライダーガッチャード

第41話「神の模倣品(トレース)、虹の祝福(グレイス)!」は、ニジゴンの頑張り、vsジェルマンの激闘、そして、ラストの展開で、心が様々な感情で変化しましたね。

ジェルマンの生み出したゴーレムは、確かに強い。だが、敵が強いからってのは、ガッチャードとマジェードが勝つ事を諦める理由にならない。自分の持ちうる全力を尽くし、ケミーたちの力も借り、戦略的なアイディアも活かし、見事にゴーレムを倒しただけでなく、ジェルマンにも大は付かないにしろ、確かなダメージは与えられた。完全に見下していた相手から、思いもよらぬ一撃を貰ってしまった事で、ジェルマンはブチきれるかと思ったが、精神的なダメージの方が大きかったようで、その場からの撤退を選んだか。ギギストあたりなら、冷静な判断力は残していたか、と思えるが、ジェルマンだと「ビビったな」と感じる。

一方で、桁違いの強さに到達しているクロトーに圧倒されてしまっていたスパナだったが、不意に発動した黒焔が、クロトーに大ダメージを与える。クロトーだけじゃなく、スパナも、自分から噴き出る黒焔に動揺を隠せない。その状況に割り込んできたのが、ギギスト。クロトーの回収をしつつ、スパナを唆しに来たらしい。ガッチャードもレインボーって最強フォームに到達した訳だし、ここんとこ、負け星が付いてばかりのヴァルバラドも、そろそろ、最強フォームが欲しいトコ。やはり、最強フォームに到達するのに必要な鍵は、この黒焔か。それにしても、スパナの服をちょびっと掴むラケシス、可愛すぎんか。

行方知れずになってしまったニジゴンを探し回る宝太郎たち。その道中で、ニジゴンが、色々な人の仕事を手伝い、自分に出来る事を探しているのを知る。スパナに悪気が無かったとはいえ、やはり、戦いしか出来ない、と言われたのが、結構なショックだったんだな。宝太郎たちが懸命に自分を探しているのを知ってか知らずか、己探しの真っ最中であるニジゴンが出会ったのは、一人のダンサー。ニジゴンを魅了するほど見事なダンステクニックを持つマイだったが、このまま、ダンスを続けるべきなのか、と迷い、今日のフェスに出る勇気を持てずにいた。そんなマイの代わりに、フェスへ電撃参加したニジゴンは、ヒナ、コヨミと共に会場を盛り上げる。自分の代わりに踊ってくれたニジゴンを見て、自分が本当にやりたい事に気付けたマイは、メンバーに謝罪し、ニジゴンに心から感謝する。

自分に出来る事、やりたい事は、全力で頑張っている人の応援だ、と見つけたニジゴン。そんな相棒と共に、宝太郎は、アトロポスとの約束を果たしたいりんね、つまらない迷いを振り切って来たスパナと共に、強敵・ジェルマンに挑む。ガッチャード、マジェード、ヴァルバラドの三人がかりで挑んでも、ジェルマン一人に勝てないのなら、頼れる仲間を召喚すればいいじゃない。レインボー化したホッパー1とスチームライナーのスチームホッパー、アントルーパーとレスラーGのアントレスラー、ライデンジとジャングルジャンのライトニングジャングルを召喚すりゃ、そら、一気呵成よ。いくら、ジェルマンが強くたって、高さが加わったトリプルライダーキックをモロに喰らっちまったら、瀕死だわ。むしろ、これで即死してた方が、ジェルマンにとっちゃ、まだ、マシだったかもな。まさか、ここで、アトロポスがキューブを苦しむジェルマンにぶち込んで、ジェルマンを素体にする事でグリオンを復活させるとは・・・しかし、どうにも、グリオンがラスボスって感じもしないんだよなぁ。個人的に、グリオンはスパナに倒してほしいし。


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