『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2022/12/18分)

2022-12-23 22:42:20 | 日記

ウルトラマンデッカー

第18話「異次元からいざない」、これは、中々に重めのストーリー展開でしたね。

デッカーから、アガムスを救ってやってくれ、と別れ際に託されたカナタ。一つの迷いは振り切ったが、これもまた、カナタの心に刺さっているようだ。単純なのに、と言うより、単純だからこそ、カナタは悩むんだろうな。青いと言えば青いが、この問題から逃げて楽になろうとしない生真面目さには、好感が持てる。

あらゆることに絶望させられながらも、ただ、地球とスフィアへの復讐心だけで、未だに生きている男を、どうやって救うのか、なんて、そう簡単に解決策が出るはずがない。それだけに、カナタが、迷って、悩んで、葛藤した末に、どうやって、アガムスを救うのか、が私だけじゃなく、皆の楽しみになっているんじゃないだろうか。

まぁ、その難題の前に、街を襲った超獣・アリブンタを倒すのが先決。よもや、ここで、異次元人・ヤプールが出張ってくるとは。コイツも、大概、諦めが悪いな。何回、ウルトラマン達に敗けりゃ、気が済むんだ。悪役の諦めの悪さから学ぶ事もあるが、潮時も大事だぞ。そんなヤプールが持ち掛けてきた共闘っつーか共謀? の誘いに乗っちゃうか、アガムス。

アリブンタ、テラフェイザーを劣勢の状態を引っ繰り返して倒した戦いに興奮したからこそ、まさかの展開に度肝を抜かされたのは、これまた、私だけじゃないでしょう。アリブンタの大爆発から、必ず、動けないアガムスを、デッカーは庇う、と予想し、罠を張ってくるか、ヤプール。さすがだ、と言っておこう。果たして、カナタは、この窮地をどう乗り切るのかな?

 

暴太郎ドンブラザーズ

ドン41話「サンタくろうする」は、この時期らしいストーリーだっただけに、お子さんらと一緒に視聴していたお父さん、お母さんは、ドキドキしたでしょうねぇ。

今回のテーマは、サンタクロース。いや、まさか、こう来るかってストーリー展開の連続で、井上敏樹さんが脚本を担当しているだけあるなぁ、と感じました。脳人が、人々の思念に世界を支えて貰っている「お礼」としてサンタクロースに扮している事が明らかになったかと思ったら、マスターがリアルサンタとも知己の間柄で、しかも、そのリアルサンタが今、ヒトツ鬼になってるって!?

リアルサンタが、光鬼に堕ちた理由ってのが、子供が自分の贈ったプレンゼトに喜んでくれる事がなくなったからってのが、これまた、やたら、現実的。確かに、今の子供だと、光ったり音が鳴ったりしないけん玉、だるま落としを貰っても、テンションは高まらんだろうけど・・・リアルサンタが不審者扱いで逮捕されちまったってくだりも、しょっぺぇし。

すっかり、やさぐれてしまったリアルサンタだったけど、ドンモモタロウたちに鬼を倒され、また、子供の頃の思い出を未だに大切にしてくれているタロウの心の清らかさに触れた事で、かつての誇りを取り戻せたようで何よりだ。また、ソノイたちも、ちゃんと、「サンタクロース」としての役目を全力で果たし、子供らに笑顔になって貰っていた。

一つ、問題があるとすりゃ、ムラサメについて、か。ムラサメ自体は、まだ、自分で善悪の判断が付かない、子供っつーより無垢な存在なんだろう。だからこそ、尖がってはいるけど、性根は汚れてない翼さんと共に行く事を自分で選んだ。しかし、マザーがなぁ、ちょいちょい、毒親っぷりを出してくる。そうなると、最終的な敵は、このマザーで、ドンブラザーズとソノイ、そして、自部の意思を持ったムラサメが共闘して倒すのか?

 

仮面ライダーギーツ

15話「謀略Ⅵ:仮面ライダーの資格」は、英寿に対し、「おおっ」と興奮する、道長に対し、「おわっ」と驚き、と同時に、ギロリ=ゲームマスターに対し、「おいおい」と呆れるストーリー展開でしたね。

何が何でも、ギーツを、この戦いから引きずり下ろしたいギロリが変身した仮面ライダーグレアによって、リタイアに追い込まれてしまった英寿。デザイアグランプリに対する記憶を真っ新に消され、スターとしての生活を謳歌する彼に、ギロリは喜色満面になるも、ツムリは不満気な様子。英寿と家族でいるのは嫌でも、ゲームに関わる運営の一人として、汚い手段で特定のライダーを排除するやり方は気に食わないんだな。公正さに関しちゃ、ほんと、ギロリよりツムリの方が優れている。

そんな最中、ついに始まってしまったラストステージ。ギーツリタイアの影響は、各々にあれど、それぞれの望みの為に、戦いの場へ赴くタイクーン、ナーゴ、バッファ。当然と言えば当然で、敵は強い。相性の良いバックルで戦力が高まっていても、そう勝てないもんだ。しかも、ジャマトが、かつてのライダーたちが発していた言葉を口にすりゃ、動揺もする。

英寿に、誰よりも影響を受けていたからこそ、越えたい、と望む道長。その気持ちが逸り過ぎた結果、彼は単身で、巨大ジャマトへ立ち向かうという暴挙に。あっさりと返り討ちに遭ってしまったバッファの元へ駆け寄ったのは、まさかの英寿。そんな彼へ、大ダメージを負った道長は消滅の間際、自分のバックルを押し付けた、自分で口にした言葉が嘘ではない、それを証明して見せろ、と告げ。

案の定、こういう時に備えて、手を打っていた英寿。苦み走ったギロリの顔に、「ざまぁ」と笑ったのは、私だけでしょうか? ブースト、ゾンビ、そして、コマンドツインバックルを駆使して、華麗にジャマトを倒していくギーツ。そして、空中戦闘に特化した、コマンドフォーム ジェットモードで、ついに、巨大ジャマトを撃破・・・・・・なのに、ゲームクリアにならない!? まさかとは思ったが、ここまで来ても、いや、追い詰められたからこそ、ギロリはとことん、英寿がデザ神になるのを全力で阻む気らしい・・・しつけぇ


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