『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2022/12/25分)

2023-01-06 21:30:32 | 日記

ウルトラマンデッカー

第19話「月面の戦士たち」では、カナタの精神的な成長を見る事が出来て、また、トリガーとデッカーの共闘に興奮できるストーリーを楽しませて貰いました。

やり方は判らないが救いたい、そんな甘さを利用されたカナタは、ヤプールの罠にハマってしまいました。カナタを情けない、と責めるべきか、ヤプールやアガムスを卑怯だ、と罵るか、その辺りは人によりけりでしょう。ヤプールの罠でデッカーが放り出されたのは、まさかの宇宙。

動揺する間も与えられず、スフィアに囲まれて窮地に陥った彼を救ってくれたのが、頼もしい先輩であるトリガーでした。ケンゴと再会したカナタは喜びを露わにするものの、焦燥が鎌首をもたげてしまいます。自分の目の前で、トリガーはカルミラを救って見せた訳ですから、自分にアガムスを救えるのか、と悩んでしまうのも無理からぬ話。

ある意味、彼らしい理由で悩むカナタにケンゴが手渡したのが、火星にいるカナタの両親から預けられていた伝言でした。道中で、録画された映像とは言え、両親と再会できたカナタは、愛に満ちたメッセージを受け取り、自信を取り戻し、覚悟も完了させました。単純と言えば単純ですが、どす黒い復讐心に取り憑かれている男を救うんであれば、あんまり、ゴチャゴチャ考えるのはよろしくねぇって事だ。助けたい、と思うんなら、全力で助ける、それくらいでいい。

そして、ヤプールをも取り込んだスフィアは、回収していたらしいギャラクトロンMK2を動かします。ただでさえ、強いロボなのに、スフィアと融合した事で、より強くなっちまった。だが、その程度で怯むトリガーとデッカーじゃない。息の合った連携で、見事に勝利!! デッカーに地球の平和を託すトリガー、ほんと、ウルトラマンとして成長してるなぁ。

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

ドン42話「ドンびきかぞく」、毎度の事ながらカオスでしたが、その混沌っぷりの中に、ドンブラザーズの絆の強さを感じさせてくれる、井上イズムがぎっちりと詰まったストーリー構成でしたね。

金に執着しない生き方を邁進する、良くも悪くも、「わびさび」至上主義な猿原さん。そんな猿原さんの家に、荷物を、タロウが持ってきた事から、この話はスタートする。何故か、猿原さんの家には、はるかと雉野さんがいて、しかも、二人は猿原さんの家族だ、と言う。さすがに、タロウも、これには混乱し、喫茶どんぶらのマスターに事実か、を確認しに行ってしまう。そしたら、マスターまで、家族だよ、と告げたもんだから、ますます、混乱してしまうタロウ。

もちろん、本当の家族がない訳で、実は、猿原さんの家にやってきた詐欺師にお灸を据える為の一芝居を打っていたのである。これも、ある意味、ヒーローの役目と言えば役目か。そのお芝居に、犬塚さんやジロウも巻き込まれていき、事態はますます、混迷を極めていく。

ぶっちゃけ、私も、人を不幸にする行いをする輩には、これくらいのキッツいお灸は据えるくらい許されるとは思っちゃいるが、まぁ、さすがに、可哀想にはなった(笑) ヒトツ鬼になっちゃうくらいの恐怖だったんだな。しかし、これまで散々、悪事を働いてきた割に、猿原さんを標的にしちゃうあたりが、運の尽きだったんだろうな、コイツの。

嘘を吐くと死んでしまう体質があったから仕方ないと自覚しつつも、タロウは、詐欺師へのお仕置きに最初から参加できなかった事に、若干の寂しさを覚えており、それを吐露したシーンは、グッと来ましたね。また、お互いに仲間と知らぬとは言え、結果的に絆が強まり、嬉しそうにしていた翼さんの姿も印象的でした。

 

仮面ライダーギーツ

16話「謀略IR:キツネ狩り」は、ギーツ、タイクーン、ナーゴの仮面ライダーかつ人間としての信念が炸裂し、ギロリの野望が粉砕され、スカッとしながらも、まさかの事実発覚に「こう来たか・・・」と唸らされるストーリーでしたね。

見事な逆転劇でゲームへの復活を果たし、ラスボスを倒したギーツだったけど、彼がデザ神になるのを何が何でも阻止したいギロリの謀略によって、ゲームクリアとはならず。しかも、ギロリは、ギーツを的にしたラストステージを用意して、徹底的にギーツを消そうとしてやがる。ギロリのやり方には反目するも、自分の願いは捨てられない、板挟みになってしまい、葛藤する景和と弥音。そうやって、悩めるのが、彼らが良い奴である証拠だな。また、ツムリも、ギロリのやり方には素直に従えず、こっそりとギーツにサポートをしていた。

腹を括った景和は、英寿へ勝負を挑み、彼の気迫を感じ取ったか、英寿も勝負を受けた。タイクーンの実力も上がっているし、同じコマンドツインバックルを使っている。けど、やはり、経験値の差は大きいのか、次第に追い込まれていくタイクーン。彼がピンチに陥っているのを見て、ギロリはグレアへ変身して、ギーツを自らの手で討とうとする。けれど、タイクーンの攻撃は、ギーツではなく、グレアへ向けられる。そう、タイクーンは、わざと劣勢に立つ事で、グレアを誘き出したのだ。これまで散々、景和を化かしてきていたギーツも、これには脱帽。

弥音がゲームプロデューサーであるニラムを連れて来て、事実を明らかにした事で、ギロリの失脚は決定的に。グレアの強さも本物だが、正しい道を行くギーツ、タイクーン、ナーゴの猛攻は凌ぎきれず。そして、ニラムの手により、ギロリは消滅させられてしまった。気になるのは、ニラムの「彼らとの接触」って台詞。これは、映画を観ていないと、腑に落ちないものかな?

何はともあれ、ギーツを落とそうとしていたギロリが逆にいなくなった事で、英寿、景和、弥音は特別処置で、次のゲームにも参加できる流れに。そして、明らかになるデザイアグランプリの「本当」の一端。実は、デザイアグランプリは、多くの観客を楽しませる事を目的にしたリアリティーショーだった。観客の一人・ジーンを演じるのは、まさかの鈴木福。これは、変身し、ギーツと戦う展開もあるのか?!


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