『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024/11/17分)

2024-11-22 21:30:37 | 日記

ウルトラマンアーク

第13話「シュウのレポート」は、このサブタイに偽りなしで、石堂さんが防衛隊に提出するレポートを作っているトコからスタートしており、そこから、非番のユウマを除くSKIPの面々で、これまでの戦いを振り返る内容でした。

リンさんたちにとって、どの事件が印象に残っており、また、アークに対して、どんな感情を抱いているか、も明らかになっており、失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、見応えが思った以上にありました。

私も満足する内容だったんですが、どちらかと言えば、母の方が感慨深さを覚えているようでした。まぁ、母はどちらかと言うと、昭和ウルトラマン推しな感じっぽいので、未だに、アークのソリスアーマーとルナアーマーに対し、「何か違うんだよなぁ」とはボヤいています。アークアイソードはギリ許せるラインらしいんですが、防具でパワーアップするのは微妙らしいです。けど、仮面ライダーのフォームチェンジに対しては、肯定的っつーか、推しポイントになってるみたいで、むしろ、こっちからすると、そこはアリなんかい、とツッコミたくなりますね。

私が感動的だな、と感じているのは、やっぱり、ギヴァスのくだりですかね。この総集編では、あまり触れられてはいませんでしたけど、ユウマと石堂さんの間に亀裂が入りかけたからこそ、ユウマとギヴァスの間に友情に近いモノが結ばれた事にグッと来ました。母としては、ユウマの元・同級生であるカズマと、遠く、滅びゆく運命を迎えているフィオとの絆を描いた「遠くの君へ」が好きらしいです。

リンたちが、アークをSKIPの仲間として受け入れてくれている事で、改めて、戦っていく覚悟が出来たユウマの今後の活躍が楽しみな一方で、確かな絆を育んでこそいるものの、まだ、何かを隠しているっつーより打ち明けられていない風な石堂さんのこれからにも注目ですね。一体、「オニキス」ってのは何なんでしょうね・・・にしても、コピ・ルアクに興奮していた石堂さん、ほんと、コーヒー狂いなんだな。血管にコーヒーでも流れてるのか?

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ37「二人のスパイ」、これでは、大也と射士郎の友情が、どれほど深いものか、をしっかりと感じる事が出来て、テンションが爆上がりしたのは、きっと、私だけじゃないでしょう。

今回、キーパーソンになっていたのは、射士郎のかつてのスパイ仲間であるステア。”何者か”から依頼を請けた彼女は、イグニッションキーでカメラからカメラクルマーを誕生させました。やはり、イターシャでなくとも、あのアイテムを使えば、誰でも、物から苦魔獣を生み出せるんですね。さすが、ブンブンが技術を確立させたモノだけあります。まぁ、このカメラグルマーの能力を考えると、手放しで感心する訳にもいかないんですが。

用心深さの塊である射士郎ですが、やはり、ブンブンジャーとして戦う日常の中で変化していたのか、ステアを守ろうとして、一瞬だけ隙を晒してしまいました。射士郎に匹敵するスパイであるステアが、その致命的な一瞬を見逃すはずもありません。薬品で意識を奪われた射士郎は、カメラグルマーの能力によって、自分の偽物を作り出されてしまいました。ステア、と言うよりも、依頼者の目的は、この偽射士郎を届け屋本部に潜り込ませ、システムを破壊する事にあるようです。

潜入には成功し、システムに侵入する事も上手く行った偽射士郎でしたが、それが仲間の真っ赤な偽物である、と大也はしっかりと気が付いていました。クールでミステリアスであっても、射士郎の瞳の奥には、自分の通すべき信念が発している熱が滾っている、それを知っているからこそ、偽物の目には何もない、と見抜いた大也、さすがです。姿形だけじゃなく、身体能力もコピーをしている偽物ですが、自分のハンドルを握っている大也と戦って逃げられるはずもありません。一方で、射士郎の方も、ステアの、自分に対する落胆から、つい晒してしまった一瞬の油断を捉え、脱出に成功し、彼女の動きを封じる事に成功しました。戦いの最中で魅せた、大也と射士郎、それぞれに対する、根拠が必要ない信頼、熱いですねぇ。

カメラグルマーとの戦いの場に駆け付けた射士郎は、ブンピンク、ブンブラック、ブンオレンジの偽物と戦います。まぁ、ブンブルーは仲間の戦い方のクセをしっかりと把握しているので、偽物なんか、簡単に倒してしまいました。続けて、カメラグルマーも瞬殺。巨大化したカメラグルマー、こちらに対しても、ほとんど何もさせずに勝っちゃいました。最強ロボってのはロマンですけど、敵が強くないと戦いがすぐに終わっちゃうんで、そこに関してはモヤモヤしますね。戦いの後、射士郎はステアに付けていた発信機が壊れた状態で放置されているのを発見します。それは、ステアに依頼した者からの、威圧を含んだメッセージ。ハシリヤンだけじゃなく、地球サイドにも信用できない相手がいるブンブンジャー、ほんと、大変だなぁ・・・個人的には、ステア、最終回にしれっと登場して、射士郎のピンチを救ってほしいな、と期待はしている。

 

仮面ライダーガヴ

第11話「あまい言葉にはご用心!」は、色んな意味合いで衝撃が連続でした。

まず、一つ目、ランゴから解雇を言い渡されたジープとシータ。まぁ、この双子に関しちゃ、自分で達成する、と言ったノルマをクリアできなかったんだから、クビになる事自体は仕方ないですわ。もう一回、チャンスをくれ、と見苦しい二人に言われても、身内に対して甘さを出さず、しっかりとクビにしたランゴ兄さんは間違っちゃいませんよね、組織のトップとして。ただ、単にクビにしただけじゃなく、シータとジープを、どっかの金持ちに人身御供として差し出そうとしているのには、ちょいドン引きしましたね。家をデカくするために、そこまでやるか・・・

二つ目が、そのランゴ兄さんが、ついに自ら、人間世界に足を運んで、ショウマと再会した点。ランゴ兄さんが、ただ歩くだけで注目を集め、同時に、雑踏が二つに割れて、道を譲るシーンには、王としての風格を漂わせていました。そこに偶然、出くわしたのが、幸果さんってのが、これまた意味深。もしかして、ショウマとランゴ兄さん、幸果さんを巡って戦う展開になったりしませんよねぇ・・・まぁ、見たいっちゃ見たいですが、ランゴ兄さんは、人間の女性に現を抜かしていた父親を良く思っていなかったみたいだから、それはありませんかね。

三つ目が、ロマンス詐欺の危険性について示していた事。ロマンス詐欺に対し、警鐘を鳴らす、それ自体は良いんです。大事な事だと思います。ただ、『仮面ライダー』シリーズは、一応、子供向けな番組ですから、そういうリアル路線をブッ込んで良いのかな、と首を傾げたくなりました。まぁ、今更か、とすぐに受け入れた私も、すっかり、ライダーファン。今回のグラニュート・アーリーが、小学生男子に化けていたってのも、中々にインパクトがありましたね。以前、女性に化けていたグラニュートもいましたから、子供に変身する事を選択するグラニュートがいても不思議じゃないですね。そのアーリーが女性を騙すのに使っていた偽名が、ニワ。これは、どう考えても、「ワニ」を引っ繰り返したんでしょうね。

そんで、四つ目、このタイミングで、ヴァレンの正体が絆斗である、とガヴに知られた事。まさか、先に、ヴァレンが正体バレに到るとは・・・もう、これは、ガヴも絆斗の前で正体を明かす流れか? お互いに正体と戦う理由を知った時、関係性に何らかの変化が生まれるのか、そこが実に楽しみですね。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日の出来事(13-11-... | トップ | 今日の出来事(13-11-... »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事