気の広場

気の世界あれこれ・・・
  日常雑感あれこれ・・・

9月8日 邪気をはらう ・・・ 6.菊花の美肌効果 その2

2010-09-08 18:31:07 | Weblog
『枕草子』には

  「 九月九日は 暁がたより雨すこしふりて 菊の露もこちたく

    おほひたる綿などもいたくぬれ 移しの香も ・・・ 」

  と記されています。


これは

重陽の節句の前日(つまり8日 本日)

  菊の花の上に真綿をかぶせ

9日(つまり明日)

  その綿で肌をなでて 老いをぬぐい捨てるという

  ・・・ 当時の風習を描いたものです。


このことは 『源氏物語』 や 『紫式部日記』にも書かれていて

  菊が 平安女性の「美肌のもと」であったことがわかります。



・・・ お試しになってみては いかがですか?





9月9日 邪気をはらう ・・・ 5.菊花の美肌効果 その1

2010-09-08 17:00:03 | Weblog
菊に 「亡き人に捧げられ花」というイメージがあるのは

菊は 香りが高く
 
 その香りが心をなごませ 悲しみをやわらげる作用があるからです。


そのため 菊は 昔から「リフレッシュ」 「再生」の花でした。

また その姿から 「清浄」のイメージもあります。



『孝女白菊』という物語の中で

白い菊の中に捨てられた赤ちゃんが 美しい娘に育ったとありますが

それも 「美肌をつくる」 ・・・ 菊の効用だったかもしれません。


「白菊」という名からは

清らかな心をもち 人々をなごませ 美しい瞳や肌が印象的な

     ・・・朝露のようにみずみずしい女性を思いうかべます。


物語の作者が この名を選んだのには

     ・・・ そんな理由がありそうですね。





9月9日 邪気をはらう ・・・ 4.代謝促進・毒出し

2010-09-08 15:46:54 | Weblog
邪気を払う ・・・ というと 迷信のようですが

  実は 科学的にも理にかなったものが多いのです。


お正月にいただく「屠蘇散(とそさん)」には

 体を温め血行をよくし 健胃 強心 気管支の強化などの作用があり

よもぎは 止血 強壮剤でもあります。



長い間 日本では 病気の原因を

  皮膚や呼吸を通じて体内に侵入した邪気や毒気にある

  ・・・ と考えていました。

これは 現代でも風邪などの感染症にあてはまります。



旬の食べ物 すなわち

寒いときには 体を温めるもの

暑いときには 体を冷やすもの

  を上手に取り入れた日本の伝統料理は

体温を調節し 内蔵機能を高め

  血糖値の急上昇を防いだり 代謝を促進させて

    ・・・ 「毒出し」をするものです。

まさに ・・・ 「邪気を払う」料理です。



邪気を払う 体によいといっても

あじけない行事や料理では

  ・・・ 今に伝わるはずはありません。



五節句は ハレの行事を楽しみ

  目にも美しく 食べておいしい料理で祝う ・・・ のです。




9月9日 邪気をはらう ・・・ 3.おせち・節供料理

2010-09-08 07:44:48 | Weblog
日本では お正月にお雑煮を

  ひな祭りにははまぐりのお吸い物を食べて ・・・ と

お正月など五節句にはつきものの伝統料理がありますが

  ・・・ これは ただの「ごちそう」ではありません。


これらは 神様に供えた食べ物 ・・・ 「節供」です。



お正月など五節句では 直会(なおらい:神事のあとの饗宴)として

  神様を接待したあとの「節供」料理 すなわち おせち料理を食べ

食べ物を通じて 神の力をいただき

  季節のおりおりに「邪気を払う」ものとして

         ・・・ 今に伝えられました。





9月9日 邪気をはらう ・・・ 2.重陽の節句・五節句

2010-09-08 06:14:16 | Weblog
9月9日を「救急の日」と知る人は多いですが

  「重陽の節句」と知る人は少ないですね ・・・ 。



もともと年中行事は 宮中行事と深く関わっていました。

こうした行事の中で

  今日の民間にまで取り入れられているのが 「五節句」です。


五節句とは

  一月七日の 人日(じんじつ) (一日の誤りではありません)

  三月三日の 上巳(じょうし)

  五月五日の 端午(たんご)

  七月七日の 七夕(たなばた)
 
  九月九日の 重陽(ちょうよう) の節句といいますが

これは後世 徳川幕府によって定められたものだそうです。


日本では古来

  一月一日

  三月三日

  五月五日

  七月七日
 
  九月九日

  (時代によっては十一月十一日も)
 
と 月日と同じ奇数(陽数)が重なる日を

  「節句(せっく)」(節供とも書く)としていました。


宮中では その日に催される宴会を 「節会(せちえ)」と呼び

  とくに神事のあとの饗宴を 「直会(なおらい)」といいます。


節句は 陰陽五行説に深い関わりのある唐(中国)の宮廷儀礼と

  日本の気候風土にそくした儀礼を合わせたもので

季節のおりおりに神様のご加護を祈り 祝福する行事となって

  ・・・ 発展していきました。


ちなみに

9月9日を「救急の日」としたのは 単なる語呂合わせだけではなく

  「邪気を払う」 ・・・ と 無関係ではないような気がしますが。



( このさき ・・・ ちょっと 薀蓄(ウンチク)が続きます )




 

9月9日 邪気をはらう ・・・ 1.菊酒 菊づくしで延命長寿

2010-09-08 05:02:38 | Weblog
九月九日は 「重陽(ちょうよう)の節句」です。


陽の数のきわみ「九」が重なることから「重陽」で

  「菊の節句」ともいわれます。


中国では この日に野遊びに出て

  丘や楼台に登る行事があったそうです。

そのときに飲んだのが 菊花酒。

  菊の花びらを浮かべたお酒です。


菊は その美しさや香りのよさから 「邪気を払う」と考えられ

中国の古い書物にも「菊は滋液である」と書かれているそうです。


もともと 菊は「薬用」として中国からもたらされ

菊の花を浮かべた酒や 菊を煎じた菊茶は

  血の巡りをよくし 「長寿をもたらす」とされています。

菊は 眼精疲労 結膜炎などにきく薬草でもあります。


実際に 菊の花は鉄分が多いほか

コレステロールを抑え

  高血圧 動脈硬化を防ぐ働きがあることがわかってきました。


また 抗菌作用があり お刺身に菊の花が添えられるのは

  彩りを添えるだけではなく 腐敗を防ぐためでもあります。

・・・ 最近 このことを知る人は少なく

その菊の花が プラスチック製になっているのは ・・・ 寂しい。



明日 9月9日は ぜひ ・・・

  部屋には 香しい菊の花一輪を飾り

  飲むお酒には 菊の花びらを浮かべ

  菊の花びらが入ったオヒタシなどを肴に ・・・

「邪気を払って」くださいナ。 ・・・ オススメです。


ちなみに 明日の我家の食材は ・・・菊づくしとなるのが恒例です。