気の広場

気の世界あれこれ・・・
  日常雑感あれこれ・・・

怨(うら)みごころ ・・・ 3.憎悪の焔(ほのお)

2010-09-29 09:23:03 | Weblog
「あいつはあんな風に口ではいうが

  腹のなかはちがう。本心はこうなんだ」と

    相手のおもてを素直にうけとらず 裏へ裏へとみてゆく

  ・・・ これが「怨みごころ」です。



この気持ちはやがて

「いつの日かこの怨みを晴らしてやるぞ。一生かけても」

  ・・・ という憎悪の焔になります。


華やかに着飾ったニコヤカな女性の胸の中に 紳士の腹の中に

  寝つかれぬ怨みごころが燃えさかっていることはしばしばあります。



このつきささった「怨み」は

  ・・・ どうしたら 抜きとることができるのでしょうか。





怨(うら)みごころ ・・・ 2.深く

2010-09-29 06:35:08 | Weblog
「怨み」は「怒り」とちがって 外に現れにくいものです。


そして 口に出しにくいためらいによって

  一層心の深い部分に いつまでもつきささってくるものです。



「あのときちょっと一言教えてくれたらよかったのに」 とか

「あんなに面倒をみてやったのに

  少しも率直に自分の気持をあらわそうとしない」 とか

  ・・・ 愚痴りたくなるような 内に深く含んだ憎しみの気持。


・・・ この気持が 怨みです。






怨(うら)みごころ ・・・ 1.小さなトゲ

2010-09-29 06:05:33 | Weblog
怨みなどたいしたことはない

  自分はいつもさばさばしいる とお思いかしれません。

しかし

人間の心の悩みというものは

  たいしたことのない小さな刺(トゲ)によって

    いつまでも疼(うず)きつづける性質をもっています。


病気でもそうでしょう。

胃が悪いとか 肺が病んでいるとか はっきりした大病なら

  処方箋も書きやすいし

  思いきって手術しようと覚悟をきめることもできますが

小指の怪我や虫歯は 妙に内にこもっていつまでも

  ずきずきと不快な痛みを与えてくれるものです。


「怨み」などと軽く扱いたがる人がいるなら

  それは 刺のささった痛みのこわさをしらぬ人です。


「怨み」というものは

  発散し出しきることのできない陰性な内面的性格をもった痛みです。


この痛みのため人は

  ときに一生を紙屑のようにしてしまうことがあるのです。


しかも 誰にもざらにある悩みなのです。



おそらく 怨み怨まれたことのない人はいないはずです。





交友の理想 ・・・ 2.悪友四種

2010-09-29 05:36:12 | Weblog
第一に 「何物にても取りゆく者」


自分は何も与えようとせず
 
  私利私欲でつきあう友人です。



第二に 「言葉たくみなるもの」


友情を装い 愛嬌をふりまき

  一旦何か事があると 態度をがらりと変える友です。



第三に 「甘言多きもの」


二枚舌の友です。



第四に 「遊蕩のみちづれとなるもの」


酒と遊びのみでつながり

  バクチに興ずるときだけ親しい友だちです。



・・・ 連帯感なく

    巧言令色の実行力なく

    へつらいと友の欠点をさがす

              ・・・ これこそが 悪しき友ですね。




    ・・・ (エジプト) ・・・





交友の理想 ・・・ 1.善友四種

2010-09-29 05:34:48 | Weblog
友人を選ぼうとするとき

 あるいは

友と別れるべきか否か迷ったとき ・・・ その基準です。



第一に 「力づよきたすけとなるもの」


非常のときに自分をかばい助け

借金で困ったとき 必要金額の二倍も融通してくれる友です。



第二に 「喜びにも苦しみにも つねに変わらざる友」


自分の秘密をうちあけ 友の秘密を守ります。

しかも 友の利益のために生命を捨てます。

  ・・・ これこそ 心友でしょうね。



第三に 「善きことばを語るな」


自分の友人が何かに追い込まれて

  悪いことをしようとするとき忠告し

新しいニュースを伝えてくれる友人。

信仰問題を真剣に語り

  宗教について教えてくれる友だちです。

  ・・・ 雑談ばかりしている友は これにあてはまりません。



第四に 「同情ある友」


相手の喜びを喜びとする愛情の友です。

友人の悪口をいうものがあったら

  「そんなことはない」 といい

友人をほめる人があれば

  「そうです」 と支持する友。

  ・・・ 一心同体 といってもよいでしょうね。




    ・・・ (エジプト) ・・・