切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

祝園神社・・・紅葉末期? まだ頑張る   京都府相楽郡精華町  2022.12.22 訪問

2023-01-06 22:57:48 | 撮影
 

『祝園神社
鎮座地 精華町大字祝園小字森一番地
御祭神
 天児屋根命
 健御雷命
 経津主命
御由緒沿革
 人皇第十代崇神天皇の御代第八代考元天皇の皇武埴安彦が朝廷に反逆を企て遂に此の地に於いて討伐さ札れたが(記紀参照)亡魂柞ノ森に止り人民を悩ませしを第四十五代聖武天皇神亀年中にこれを撲滅せんとするも魂神の所業なれば人力にては如何ともなり難く、後年第四十八代称徳天皇の卸代神力を以てこれを撲滅せよとの勅命により、直臣、池田六良廣綱、宮城七良朝藤が祝部となり、神護景雲四年一月二十一日春日の大神を御勧請し創祠された。而して齋戒沐浴精進祈願に依り(これが今に伝わる、いごもり祭の始まり)神カの擁護の基に遂に悪霊撲滅の難業成リ廣綱朝藤の功と相俟って漸く悪病平癒人民安堵農家の繁栄商工業の隆盛を見るに至った。かかる霊験灼かなる神なれば貞観元年正月二十七日に神階位従五位下を授けられ後年延喜式内大社に列せられる。天正四年七月二十四日には天下泰平の国宜あり院參の官人及び武門武将の尊崇深く社殿の修造に寄進のが事しばしば見受けられ慶應三年八月には有栖川官家より夥しき御寄進を賜わり同宮家の御祈願所となる。明治六年郷社と定められ祝園村の産土神と決定した旨達せられる。
 昭和三十八年高松宮殿下より有栭川宮威仁親王殿下五十年祭に當り同殿下の筆録を御寄進有り。
 (境内説明書きより)』

   

 精華町の木津川沿いにある。その名前と共にかなり古くから存在することが明らかであり、上記説明書きの内容が正しければ、神護景雲四年というのは奈良時代中期にあたる。後年編纂された延喜式神名帳に記載され、式内社と位置づけられた。

  

 いごもりさい、と呼ばれる独特のま祭りが催され、今現在でも奇祭とされる。木津川の堤防がすぐ近くに迫っており、神社の周辺は周囲に広がると畑の農家のような感じだ。長い歴史の中で創建以来、この地に田畑を開いてきた地元の人々や渡来人によって崇敬され、今日に至っている。今でも当神社に対する崇敬の念はかなり深いと考えられる。

 訪れた時点で紅葉はほぼ散り果てていたが、まだまだ頑張って葉をつけている木々も見られた。最盛期であるならば境内全体に、かなり赤い色が眩しく映えていたのではないかと思われる。そういった意味では若干悔いが残るところだ。

  

 この神社についてのやや詳しい内容は、2017年の当ブログにおいて掲載しているので、興味あればそちらをご覧頂きたいと思う。


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興禅寺~光徳寺・伏見であい橋近辺・・・運河沿い紅葉 京都市伏見区 2022.12.19 訪問

2023-01-06 21:35:35 | 撮影


 伏見運河(疎水)沿いのお寺~運河に沿った散策路を回る。この辺りはかつての十石舟などを復活させ、道路も観光客向けに整備された一大スポットとなっている。多くの酒造メーカーがあり、大倉酒造などでは試飲もできる。特に春の桜の時期、秋の紅葉時期は運河にも綺麗な色が映える。同時に坂本龍馬所以の土地でもある。

 場所としては大手筋商店街からまっすぐ西へ歩き、途中で南へ行くとすぐに伏見運河に出る。その曲がり角に伏見であい橋がある。

興禅寺



 散策の途中に山門が開かれた興禅寺があった。やや幅の狭い本堂が正面に見える。早速中に入って撮影をと思ったが、いざ入ってみると敷地はやや広いものの、本堂以外の建物がほとんどない。また境内も緑の木々などほとんど見られない。随分あっさりとしたお寺だ。

 

 浄土真宗のお寺ということで、本尊は阿弥陀如来となるだろう。


光徳寺

 

 さらに南へ歩いてであい橋にいたる。そのすぐ前に光徳寺がある。やはり山門が空いており内部へ入るが、境内は緑で覆われており、その間から見える本堂もかなり年季が入った雰囲気で、特に誰もおらず一種独特の雰囲気だった。

  

  この本堂の建物はかなり年数が経っていて、京都府の暫定有形文化財に指定されている。いずれは正式な有形登録文化財になるだろう。おそらく江戸時代中期の再建の物だと思われる。



伏見であい橋近辺

 

 この一帯が整備された地の一つであり、数年前の小栗旬主演の映画で一躍有名になったところだ。いわゆる映画の聖地となる。

   

 ここから伏見運河(疎水)沿いに散策路が長く続く。桜やもみじの木が植えられており、春と秋には見事な色で観光客を出迎える。運河には十石舟がお客さんを乗せて行き来するような場所でもあり、坂本龍馬とお龍の銅像が立つ公園に至る。ここはこの二人が新婚旅行に出発した土地だと言われている。これが日本最初の新婚旅行と言われているが、実際はどうなんだろうか。

   

 紅葉末期とはいえ、まだまだ十分に見栄えがしておりゆっくり歩きながら撮影することができた。背景には疎水だけではなく、酒蔵の建物なども取り入れることができ、非常に良い雰囲気の写真が撮れる。有名なお寺などもあり、1日中ゆっくりと散策を楽しみ、また大手筋通りを中心に多くの飲食店などもあって常に賑わっている。

   
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