登紀子さんは、音楽シーンのジェネレーション的には、
僕より二世代くらい上(失礼!)のシンガー。
コンサートが開催されることは知ってたけど、行くつもりはなかった。
そんな折、JC の先輩がこのイベントに協賛しているらしく、
前から3列目という、いわゆるかぶりつき席のチケットをプレゼントしてくれた。
会場は1000人ほどを収容できるホールだけど、登紀子さんの人柄からか、
ホール・コンサートというよりライヴハウス(ブルーノートというべきか?)的な雰囲気。
ステージが身近に感じられ、さしてファンでもない僕でも、スナオに感情移入ができた。
登紀子さんのシンガーとしての立ち位置を敢えてカテゴライズすると、
「シャンソン」や「フォーク」ということになるのだろうか。
実際みた僕の印象は、意外にもポップで、そして情熱的だった。
フォークソングではアルペジオ系の演奏が多かったけど、
決して暗くはなく、自信に溢れたオトナの音楽がそこにはあった。
そして登紀子さんが歌うシャンソンは、ジメジメした愛の歌というより、
ラテンの要素が濃く、カッコよかった。
バンドは、登紀子さんを入れてスリーピース編成(ギター・ピアノ・キーボード)。
バッキング・ミュージシャンのお二人は相当な実力者で、
ラテン系の裏をとるビートを確実に刻むピアノには舌を巻いた(あんなのできないよぉ)。
印象的だったのは、
「この歳になって、ようやくオトナの女性になれた」
という MC 。
若いころ、歌っていてなんとなくギャップを感じていた歌が、ようやく堂々と歌えるようになった
とのこと。
「どう、いいでしょ。聴いてよ」、てカンジらしい。
なんとなく行ったコンサートだったけど、
世代や国家、イデオロギー、宗教…etc
そういった七面倒くさいものをこえる何ごとかが音楽(ラヴソング)にはある。
そんなことを再認識させられたコンサートだったし、加藤登紀子さんだった。
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