ロイター通信の日本人カメラマンが銃で撃たれて死亡した。
不幸なことだし、あってはならないことだ。
ご冥福をお祈りしたい。
発砲したのはタイ国軍。
タイ人の死傷者も多数でている。
これはとんでもないことだ。
「軍隊」などという金食い虫を保有しなくてもよければ、どんなにいいだろう。
けど、これはオプティミストの戯れ言といわざるを得ない。
世界中の国民は、自身の生命と財産を守るために、
国家に「軍隊」という暴力の装置を保有することを、不本意ながらも辛うじて容認しているのだ。
だから、国軍がその武器や兵器をもって自国民の生命を奪うということは
絶対あってはならない。
なのに、タイ国軍は自国民に対して水平射撃をおこなったという。
軍は「発砲したのはゴム弾だった」と主張しているが、
はたして本当だろうか?
日本人の犠牲者がでたことにはもちろん悲しみと憤りをおぼえるが、
自国民に発砲したという行為には二の句が継げない。
世界には無秩序な軍隊(暴力の装置)が厳然と存在しているという事実を、
僕らはしっかりと肝に銘じておく必要がある。
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