「タイガーマスク・ムーヴメント」とでも呼んだらいいのかな?
善意の輪が拡がっている。
伊達直人を名乗る人たちの素性は様々だろうけど、
僕の勝手な印象では、決して大金持ちというわけじゃないと感じる。
ランドセルは安価なものじゃないが、
寄贈する個数が、100個とかじゃなく、数個であることがそれを物語っている。
名乗って寄付して申告すれば、税金の控除対象にもなる。
けれど、そんなセコイことを伊達直人は考えない。
なかには(自家製の?)野菜などを寄付した伊達直人もいるくらいだ。
虚栄心や節税なんかじゃなく、ハートの問題だということがわかる。
久しぶりのグッドニュースに心が温かくなったのは僕だけじゃないだろう。
反面、このニュースによって、児童養護施設の現状というものが浮き彫りになった。
このニュースを聞いて、一般人同様に、ホンワカしている政治家たち。
本来、伊達直人は国家が担うべき役割なんだ。
ところで、タイガーマスク。
僕も、ガキのころ、見ていた。
ググってみると、1969年から71年の放映とあるから、
僕が見てたのは再放送だったんだな。
タイガーマスクは、悲しい物語だった。
デビュー当初は「黄色い悪魔」と罵倒され、ヒールとして反則の限りを尽くした。
ベビーフェイス転向後も、虎の穴で教え込まれた残虐ファイトが抜けきれなかった。
最終回も(原作、TV 版ともに)カタルシスはなく、子供心にやるせない気持ちになった。
漫画のことはともかく、
このムーヴメントが、一過性のものじゃなく、恒久的なものであってほしい。
そして日本の新しい文化として根付くとすれば、この国もまだ捨てたもんじゃない。
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