SIDEWALK TALK

この国のリーダー

Potterきょう、長年お世話になっている萩焼の先生を社用で訪れた。
日本伝統工芸展に何度も入選されている確かな実力をお備えになりつつも、
隠者の草庵のような仕事場で、世間の喧噪から一線を画して作陶されている。


こんな温厚な方がおられるのか思うほど穏やかな先生で、
知己をいただいて20年以上になるけど、
先生から他者の批判や悪口を聞いたことはなく、それどころか語気を荒げたことさえ記憶にない。


そんな先生が、今のわが国の首相について憤慨しておられた。
というよりも、嘆いておられたといった方が正確だろうか?


僕はそんな先生のお姿を拝見したのは初めてだったので驚いたが、
お話を聞いているうちに、先生の悲憤の原因が多少なりとも理解できた気がした。
詳細は省くが、先生の悲憤はメディアに煽られた小人のそれではなく、
今の日本人が失いつつある、公憤や義憤といった種類のものだった。


   得意気な顔した
   この国のリーダー
   シナリオのチェックに忙しい
   ユーモアもない
   真実もない
   フェイクしたスマイルはとても淋しい
   フェイクしたスタイルはとても淋しい


僕は政治に憤りを覚えるたびに、
このブログで何回も、「 99 Blues 」のこのリリックを引用してきた。
今回も自分の想いを代弁するために使ったが、
この国のリーダーがチェックしているシナリオ自体に過ちがあるように思えてならない。


この国のリーダーが言うところの、
「然るべきとき」とは?
「然るべき方」とは?
And I am at a loss...


   いつも本当に欲しいものが
   手に入れられない
   あいかわらず今夜も
   口ずさむのさ
   99 Blues

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