中国の詩についてオモシロいことを語っていた。
うろ覚えなんだけど、
「男子の詩は志をのべるもので、女子のそれは怨み言をのべるものだ」
といった内容だったと思う。
具体的に典型例もしめしておられたのだけど、
その詩は知らなかったし、当然おぼえてもない。
日本には私小説といった奇妙な分野があって、この説からはかなりはみ出していると思う。
もちろん今は、女性が志をのべてもよく、男子が怨み節をうたってもいい。
むしろその方が、痛快だったり情念的だったりして、優れた文学になっていることが多いと思う。
僕がハッと思ったのは、中国の詩のことはさておき、このブログのこと。
ほぼ毎日、ブログにつたないコラムを綴ってるんだけど、
志とか夢のような高邁な内容は皆無といっていい。
それにもまして、グチともつかない独り言を部屋の片隅でぼやいてるような…。
さすがに男子として、すこし含羞を感じざるをえない。
もちろん、ブログは気楽なもので、独り言でよく、
大上段にかまえて志や男子の本懐をのべる必要はないし、
読んでくださってる皆さんも望んでないことは重々承知してるんだけど。
きょうのこのコラム自体もグチの領域に属してるんだけど、
そのうち朗々とのべられるような志をもちたいと思う。
それまでは、独り言におつき合いくださいね。
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hune
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