SIDEWALK TALK

ガッツ

Guts僕は、昭和の田舎少年のほとんどがそうであったように、
ガキのころから巨人ファンである。
昨夜の日ハム戦、小笠原道大選手のサヨナラ3ランで激勝し、
ひさしぶりに溜飲が下がった。


小笠原選手は「ガッツ」というニックネームで呼ばれる。
その由来は知らないが、プロの世界において「ガッツ」と尊称されることは、
彼の精神力が尋常ならざることを表している。


野球協約を超える大幅減俸、開幕直前の故障、プライドを砕く2軍生活、
古巣の日ハムが敬遠策を取らずに勝負にきた屈辱、
これらを一振りで跳ね返した。
ファンの僕ら以上に、ガッツ自身も感無量だったと思う。


試合後のヒーローインタヴュー、
アナウンサーがガッツを泣かせようとしつこく苦労譚を持ちだしてきた。
ガッツはその手には乗らず、涙をこらえつつにべもなく言った。

「苦しんだっていわれるけど、そんなことはない。たった一本、打っただけですから」


これこそガッツのガッツ足る所以。
まだまだシーズン序盤、目先の1勝に一喜一憂してるときじゃない。
ガッツの、ジャイアンツの戦いは続くのである。

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