当然ながらハードな道程ならざるを得ない。
「恐渕」などというおどろおどろしい名称の場所を抜けていくのだけど、
実際は渓流のせせらぎが心地よく、涼やかな気分で登山ができる。
1000m 付近の大竿峠あたりまでくると、
コマドリが、しきりに「ヒン、カラカラカラ」と、センチメンタルに囀っていた。
悲しい気持ちが消えてゆく。
きょうの山行は、おとといの登山のダメージが残っていて、
膝がドラゴンスクリューを喰らったように破壊されてしまった。
カラダはボロボロになったけど、
渓流のせせらぎやコマドリの囀りに、心は癒された気がする。