SIDEWALK TALK

ソウルフード

Horaiken211時過ぎ、お昼にはまだ早かったけど、
小腹が減ったので、ラーメンを食べてきた。
久留米系の豚骨ラーメンで、子どものころから慣れ親しんだ味。
美味しゅうございました。


僕のまちは、最近では「からあげの聖地」などともて囃されてるが、
中津人のソウルフードは、やはり宝来軒のラーメンということに尽きる。
この店は、市内に数店舗、大げさにいえば全国に点在してるんだけど、
フランチャイズ(支店制度)ではなく、それぞれがのれん分けで独立している。
だから、店によって微妙に味が(麺もスープも)ちがう。


僕のイチ押しは、中津中央町店だ。
味のバリエーションは1種類(醤油豚骨)しかなく、
サイドメニューもおにぎりしかない。
餃子もビールも置いてないのだ。


麺はいわゆる極細ストレート麺で、もともと硬麺仕様のこの店では、
玄人気取りで「バリカタ」などと麺の硬さを指定するのは野暮の極みだ。
店主は、口では「わかりました」と笑顔で受け答えるが、
実際は店伝統のこだわりの硬さにキッチリとゆで上げる。


ソウルフード(soul food)とは、本来、アメリカ南部で奴隷制を通して生まれた、
アフリカ系アメリカ人の伝統料理の総称だろう。
言外に、「不健康な食事」とか「下卑たもの」というニュアンスがあるという。
なぜか日本では、ガキのころから食べてた「地元飯」的な意味をもつようになった。


この宝来軒ラーメンのソウルフード足るところは、
大学や就職で離郷している中津人が里帰りしたとき、
必ず(といっていいほど)このラーメン屋さんに足を運ぶ。
僕も大学時代、家に帰るより先にのれんをくぐっていた。


この中央町店は、会社から歩いて数分の場所に位置している。
そのくせ、入店したのは久しぶりだった。
オバチャンも、お兄ちゃんも、その奥さんも、笑顔で迎え入れてくれた。
僕は「ラーメン」をオーダーし、イッキに平らげた。
そしてワンコインを置いて、店を出た。


その間、わずか5分程度、いや、おそらく5分未満か。
この圧倒的なお値打ち感とスピード感。
これも、宝来軒が僕らのソウルフード足る所以なのである。

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コメント一覧

mf >> TSUBOMI さん
http://kiribako.net
さすが!中津人。
写真だけで、認識とは!

子どものころは、家が近所でしたので、本店ばっか行ってました。
中央町店は旧自動車学校(今は総合庁舎)の裏ですから、
TSUBOMI さんが行かれたのはこのブログに書いた店です。
僕は買ったことないですが、多分、ラーメン送れますよ。
お取り寄せ用のパッケージがあるはずです。

そして、とんかつ豊後。
あのデミグラスソースで食べるロースカツも、中津人のソウルフードですね。
今は息子さんが後を継いで、マスターと一緒に厨房に立っていますよ。
TSUBOMI
こんばんは。写真を見た瞬間、記事読まずに”宝来軒...
こんばんは。写真を見た瞬間、記事読まずに”宝来軒”と認識。透けるほどうすいチャーシューとごま。さすがに母親は送っては来れない。
しかし、必ず帰省の時は足を運んで、”満腹麺!!”。
私の最寄りは、中華料理屋に近づいてしまった三光店。
ちっちゃいころによく行ったところは、何店かは忘れましたが、自動車学校のところ。
大学生の頃、帰省しては先輩の実家であった”英彦山”に集まり、隣の本店が王道でした。
久々に、帰省して王道+警察署の近くのとんかつを満喫したくなりました。
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