SIDEWALK TALK

ゼロ・トレランス

きのう、仕事で車を走らせていると、ラジオから
日本の複数の高校で「ゼロ・トレランス方式」(zero-tolerance policing)を導入して、
生徒の学習能力や生活態度が格段によくなった
というニュースを耳にした。
1990年代にアメリカで開発されたこの教育方針は日本には馴染まないと思ってたから、
意外だった。


ゼロトレランス ― 規範意識をどう育てるか ゼロトレランス ― 規範意識をどう育てるか

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 発売日:2006-11


「 zero-tolerance 」は日本語で「不寛容」とか「非寛容」と訳されてるようだけど、
直訳過ぎて、あまりいい翻訳とは思えないな。


さて、そのニュースでは(うろ覚えだけど)、
埼玉県の高校では、欠点の生徒への追試の回数をハッキリと定め、
合格点に達しなければ救済措置をとらずに落第処分にする
とか、
静岡県の高校では、遅刻1回目は口頭注意、2回目は文書にて訓告、3回目は保護者面談する
などといった成功例を紹介していた。


世の中には規則原理主義者みたいな人種がいて、
この手の人にかかればゼロ・トレランスは危険きわまりない。
でも本来、法律や規則はコミュニティ共通のルール -もちろん例外的に「天下の悪法」もあるが- であり、
それらを運用する側に問題がある場合が多い。
要するに、成功した学校は、校長なり、運用する側の教員の資質が高かったからうまくいったんだと思う。


僕には子どもがいないから、いま教育現場がどういう状況にあるのかは知らない。
残念ながら、わが県の教育委員会は採用や昇進での不正な贈賄行為があったことが発覚した。
諸刃の剣といえるゼロ・トレランスを僕の街に導入するのには、もう少し時間が必要だと思う。






ラジオネタ、もう一つ…
きょうは午後から、担当している FM 番組の生放送。
12月に突入したから、エンディング曲を替えなきゃいけない。
今月は「 Christmas Time In Blue 」でいくつもりだけど、ベタすぎるかな?

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コメント一覧

mf >> そばころ さん
ゼロ・トレランス方式は、やはり諸刃の剣ですね。
http://www.kiribako.net/
ゼロ・トレランス方式は、やはり諸刃の剣ですね。
成功例は、生徒に厳しくすることが目的じゃなく、あくまでも自己責任の大切さに軸足を置いたものだったと思われます。
規則と常識(ルールとマナー)の使い分けが大切ですね。
  
Christmas Time In Blue ですが、僕はブラック・ビニールの12インチ・シングルで持ってました。
通常の7インチ・シングルでの発売はなかったと思いますけど、勘違いでしょうか?
ジャケットのイラストがピーススフルで、ライナーには佐野さん自身のメッセージ(ハートランドからの手紙?)がありました。
たしか、「いま、僕は日本へ向かう飛行機のなかでこの文章を書いています」って感じの書き出しだったと思います。
そしてアイドル並みの佐野さんの顔アップの写真が入ってたような…?
Christmas Time In Blue のロングヴァージョンは、みんなに歌ってほしいということで歌詞がところどころ抜けたテイクだったんですが、
僕的には佐野さんのヴォーカルをキチンと入れてほしかったです。
そばころ
ゼロ・トレランス、シビアな制度ですね。
http://sobakoro.blog.ocn.ne.jp/blog/
ゼロ・トレランス、シビアな制度ですね。
   
高校ではないですが、
私は、大学で1年留年した経験があり、卒業後しばらくは
『あー単位が1つ足りない~』なんていう悪夢にうなされていました。


   
自分のお気に入りの音楽を、ラジオに乗せれるって素敵ですね。
 
Christmas Time In Blue は当時、サウンドストリートで
『クリスマス・ソングをつくりました...云々...』
という紹介でラジオで初めて聞いた覚えがあります。

どんな国の、どんな状態の、どんな人にもクリスマス
は来るって歌ですよね
 
当時、CDの発売がなく、CDプレイヤーしか持ってなかった私は
ラジオのエアチェックでしか聞けなかったです。
(Cafe Bohemiaを買うまで)
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