イラク国内の反米武装勢力の象徴的指導者、ヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者の死亡が確認された。
ザルカウィは、イスラム教スンニ派過激派集団「イラクの聖戦アル・カーイダ組織」を率い、
多くの自爆テロを指揮したり、外国人を標的とした無差別テロを首謀してきた。
２００４年に同胞の香田証生さんが犠牲になった拉致・殺害事件も、
ザルカウィの犯行の可能性が極めて高い。
こんなテロリストを擁護する気は毛頭ないけど、なんとなく釈然としないな。
今回の殺害（米国は"operations"と表現）は、
「民家にザルカウィ幹部が、精神的指導者アブドルラフマン師とともに潜伏している」
との情報に基づき、米軍が戦闘機から精密誘導爆弾２発を投下し、おこなったとのこと。
これもある意味、テロじゃん。
テロとの戦いに屈してはいけないことは理解しているつもりだけど、
何かがちがうような。
ビン・ラディンを排除したら、代わってザルカウィが暗躍した。
今度はザルカウィを殺害。
新たなザルカウィが登場するのは目にみえてる。
テロの連鎖が心配だ。
きょうから、サッカー W 杯。
何ごともおこらないことを祈ります。
「憎しみの鎖を断ち切らなくては…」
と、思うばかりです。
