ハイリゲンダム(ドイツのどこか)でおこなわれた今回のサミット。
焦点は、地球温暖化防止(温室効果ガス削減)について。
世界にはまだまだ善処すべき問題が山積されてるとはいえ、
環境に関することがサミットの中心議題になるなんて、時代は少しずつではあるけど前進している。
米露の首脳が席を同じくするなんて冷戦時代には考えられなかったし、
かつてのサミットの焦点といえば、経済摩擦だったり、戦争(湾岸やイラク)へのコミットだったり、テロとの戦いだったり…
と、国益というエゴイズムのせめぎあいだった。
今回の議長声明、
世界の3分の1の石油を消費しているアメリカの及び腰の妥協には釈然としないものがあるけど、
とりあえずスタートラインに立ったことは評価したい。
いままで、アメリカは逃げ回ってたんだから。
ところで、今回のサミットについて、オランダの政府や人びとはどういう評価をしてるんでしょうか。
気になります。
以前、このブログに「地球温暖化とオランダ」という記事をエントリーしたことがある。
以下は、そのとき書いた記事の一部抜粋。
オランダほど、早くから地球温暖化について、真剣に議論し、取り組んできた国はないと思う。
なんせ満潮時には、国土の半分が海面下になってしまう。
温暖化により、氷河や北極の氷が溶け、海面が上昇することは死活問題だからだ。
今でこそ、先進諸国が人類共通のこの問題にたいしてそれなりの取り組みをしているが、20年以上前にオランダが CO2 削減を訴えたときは、事実上、無視されたといっていい。
かつてオランダ政府のスポークスマンが、「最悪の場合、人間はドイツに逃げられるとしても、多くの国土と産業施設を海に奪われてしまう」、というコメントを正式にしたほど、深刻な問題なのだ。
正確な数字は知らないけど、
僕ら日本人も、わずか1億人の人口で、とんでもないエネルギーを消費してるはず。
アメリカのポチ的な部分も確かにあるけど、最大の同盟国として、他国に先駆けてアメリカに意見してほしい。
もちろん、自らの襟を正さなきゃいけないことはいうまでもない。
地球温暖化防止は、それこそ人類どころか地球上の生命体すべての問題なんだから、最終的にはどんな国家の国益にも適うはずだ。
サミットの焦点が変化してきたってコラムを書こうと思って PC に向かったんだけど、話が地球温暖化防止のほうへそれました。
悪しからず…。
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