今、日本列島は寒波・豪雪のニュースでもちきりですが、
今回は地球温暖化とオランダの関係について。
国土交通省は、地球温暖化防止にむけて道路の拡幅や踏切の立体化などを進め、
自動車の排出する二酸化炭素(CO2)を2010年までに、
年間で約3%、800万トン削減する方針を固めた。
↑ という記事が先日、新聞に載っていた。
京都議定書によると、
地球温暖化の原因となる、温室効果ガスの一種である
CO2 、メタン、亜酸化窒素、HFCs 、PFCs 、六フッ化硫黄について、
先進国における削減率を1990年基準として各国別に定め、
共同で約束期間内に目標を達成する
とある。
具体的には、2008年~2012年の間に、
日本-6%、アメリカ-7%、EU -8%といった削減率を設定している 。
昨年、流行語大賞にも選出された「クールビズ」も、
もともとは「チーム・マイナス6%」の運動の一環だった。
オランダほど、早くから地球温暖化について、
真剣に議論し、取り組んできた国はないと思う。
なんせ満潮時には、国土の半分が海面下になってしまう。
温暖化により、氷河や北極の氷が溶け、海面が上昇することは死活問題だからだ。
今でこそ、先進諸国が人類共通のこの問題に対してそれなりの取り組みをしているが、
20年以上前にオランダが CO2 削減を訴えたときは、
事実上、無視されたといっていい。
かつてオランダ政府のスポークスマンが、
「最悪の場合、人間はドイツに逃げられるとしても、多くの国土と産業施設を海に奪われてしまう」
というコメントを正式にしたほど、深刻な問題なのだ。
大型トラックのディーゼル・エンジンの排気ガスが、とりわけ問題らしい。
東京都でも取り組んでいるが、
オランダではディーゼル油にそうとうな税金(税率は失念した)をかけた。
オランダの国土は九州ほどだから、
こんな小国で多少の規制をしても、地球全体の大気にはほとんど影響はないだろうが、
世界の範たろうとしているんでしょう。
こんなけなげなオランダのためにも、
地球温暖化について、もっと考えるべきだと思いません?
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元セクレタリー
うさ
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