千里を駆けることができる馬がいても、
それが名馬であることを見抜ける人がいなければ
才能は見出されないまま埋もれてしまう
というような話なのである。
しかし、長い間、僕は思い違いをしていて、
まったく違う解釈をしていたんだけど、
実はその自分独自の解釈に励まされていたんだ。
僕の解釈はというと、
生まれつきはダメな駄馬であったとしても
もしも千里を走ったなら
それは「千里の名馬」なのだと。
むろん、未だに僕は千里を走ったことはない。
『千里の馬は常にあれども 伯楽は常にはあらず』
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