SIDEWALK TALK

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下高井戸

2018-07-17 09:49:51 | まち歩き
ShimotakaidoThis is my Soul Town
下高井戸


下高井戸の駅を降りると、
いつもトキメキと切なさが同時に去来する。
いつ以来だろう?
ひさしぶりに下高井戸をぶらついた。


19の秋、初めてこの街を訪れた。
それまで僕は、「shimotakaido」という音から、
「しもた街道」と勘違いしていた。
駅に着いて、「下高井戸」だということに初めて気づいた。
それ以来、僕は何度もこの街を訪れることになる。


京王線の駅をでて、日大通りを桜上水方面に歩く。
踏切付近にマックがあって、よくチーズバーガーを食べた。
左手に小学校があって卒業記念の壁画が楽しかったが、今はもうない。
交番を過ぎると三叉路になっていて、
角っこのたい焼き屋さんには今も昔も行列ができている。
その先は住宅街で、1回ずつ右折して左折すると
僕の散策は終わりを迎える。


下高井戸の隣に永福町がある。
ラジオドラマ「NISSAN あ、安部礼司 ~ BEYOND THE AVERAGE」で、
主人公 安部礼司と優ちゃんの新居があった街だ。
ドラマでは「Never Ending Happy Town」と英訳されていて、
縁起がいい街ということになっている。


下高井戸から甲州街道を越えて永福町に入ると、寺院が連立している。
それら寺院の出自は関東周辺らしく、江戸時代の寺町の名残じゃなく、
戦後(?)、何らかの施策で永福町に集められたようだけど、
その理由は僕にはわからない。


その寺院群のなかに、善照寺という浄土真宗のお寺がある。
善照寺の墓地に、「釋玅知信女」と刻まれた墓石がある。
僕は、上京するたびに、このお墓にお参りしている。


「釋玅知信女」を僕なりに意訳すると、
「玅」という字は、漢和辞典アプリによると
「美しい」or「小さい」という意らしいから、
「ちっちゃな知ちゃん」と訳したい。


その「ちっちゃな知ちゃん」が
永福町という縁起のいい街で眠っている。
切なさと安らぎがない交ぜな気持ちのまま、
僕はお墓参りをすませ、下高井戸の駅にむかった。

休肝日を、と彼女は言った

2018-07-13 09:46:22 | 健康・病気
Blood_pressure2オッサンになると、カラダのあちこちにガタがくる。
筋力も落ちるし、関節の可動域も狭くなる。
無駄な抵抗だと知りつつも、僕は毎朝、
簡単なストレッチとワークアウトをチマチマとやってる。


年に1度のドックの他に、
2ヶ月毎の血圧検診、
半年おきの歯科検診も受診している。
高血圧症は遺伝的要素が大きいと思うし、
歯の方はガキのころからやたら悪かった。


さらに、3年ほど前に腰をいわせた。
脊柱管狭窄症。
簡単にいえば、オッサン版ヘルニアらしい。
そのリハビリで、朝のジョグ&ウオークも日課になった。


こう言うと、なにやら健康オタクみたいだけど、
日々の晩酌は欠かしたことがない。
こないだ、高校時代のマドンナから
「たまには休肝日を」とうれしいメッセージをもらった。
よくよく考えたら僕の休肝日は年イチ、ドックの前日だけ。
「ある意味すごい」と、彼女は半ば呆れてた。

哀愁のベルギー

2018-07-04 11:29:52 | スポーツ
CoastlineサッカーW杯、ベルギーに惜敗。
さほど興味はないんだけど、僕も日本人の端くれとして、
チープなナショナリズムが喚起されたのか、
やっぱり悔しかった。
そして、このタイミングで、
元カノからベルギー産のチョコレートが届いた。


お中元なのか?早めのバースデイプレゼントなのか?
毎年、彼女は、この時期に、
レオニダスというメーカーのチョコを贈ってくれる。
レオニダスは、ベルギー王室御用達のチョコレートブランドらしい。
僕はチョコに目がないから、過去の恩讐や愛憎をこえて、
いつも喜々として貪り食っている。


サッカーについては語る能力はないんだけど、
負けたとはいえ、世界ランク3位をあそこまで追い詰めて、
本気にさせたのは、日本サッカーの成長の証じゃないかな。
選手は胸を張っていい。


昨夜、シングルモルト片手にそのチョコを食べたんだけど、
なんだろう?やっぱ悔しかったのかな?
いつもなら無邪気にチョコを楽しめるのに、
なぜだか今年はやけに心に沁みた。