SIDEWALK TALK

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心のスクラッチを抱いて

2019-03-16 15:59:05 | 日記・エッセイ・コラム
REEPY彼女が旅立って一月足らず、
緊急入院から約2ヶ月、
男やもめの潜水生活がつづいている。
もちろん悲しくはあるけど、
仕事や家事に追われる日々を粛然とおくっている。
たぶん、まだ実感がないんだよね。


友だちほどありがたいものはない。
毎日のように電話やSNSで安否確認?があったり、
家や会社に遊び(お参り)に訪れてくれてたりして、
僕の無聊を慰めてくれる。


今日も、宇都宮から、幼なじみが、
帰省の合間に、時間がないなか訪ねてきてくれた。
月末には、行きつけだった小料理屋の大将が、
来宅して鍋料理を振る舞ってくれるらしい。


ビート詩人、アレン・ギンズバーグはこうメッセージした。

Don't follow my past extension

だれかのフォロワーになるな
先人の失敗を繰り返すな
過去のアイコンにすがるな


そう。そのとおりだ、と僕はうなずいた。
未来は過去の延長では決してないのだ。

とこしえの独身生活

2019-03-02 11:16:58 | 日記・エッセイ・コラム
Complication Shakedown思いがけず、1月21日に、
妻が、救急搬送、緊急手術、そして入院。
以来、SNSで「かりそめの独身生活」というトピックで、
冗談めかして投稿を何度かしてきた。


残念ながら、1ヶ月の闘病の末、
先日、彼女は身罷ってしまった。
「かりそめ」のはずだった独身生活が、
「とこしえ」に変わってしまった。


僕は、若いころからずっと、
服装や髪型には頓着がなかったんだけど、
五十路を迎えてから、身綺麗でいることを意識しだした。
そんな矢先、妻が逝去し、ますますその意を強くしている。


「男やもめに蛆が湧き、女やもめに花が咲く」
ありがたいことに、たくさんの友人・知人が心配してくれている。
みすぼらしいオッサンに成り果ててしまったら、
みんながさらに心配するだろうし、泉下の彼女も悲しむと思う。


I'll keep walkin' on this complication shakedown
悲しいけれど、零細企業の経営者には、悲嘆に暮れて、
茫然と無為無聊の日々をおくるようなことは許されない。
彼女のためにも、この「とこしえの独身生活」を
ポジティヴに歩いていこうと思う。