ピアノ伴奏シリーズその1
歌曲の伴奏について。
歌手ですと言うと、
「オペラ歌手ですか!?」
と言われて、なんとなく
「そうです」
と答えてみたりしているみやこ😅💦
厳密には、オペラも歌曲もやるソプラノ歌手。。。なのです🎶
オペラについてはこちらを
歌曲についてはこちらをご覧下さいね。
歌曲は英語で「アートソング」とも呼ばれるほど、
芸術性に溢れた作品です。
一曲一曲が絵画のようです。
以下、こちらではアートソングでいきますね。
アートソングにおける歌手とピアニストの関係はイコールで、ピアノパートは「伴奏」ではないんです。
デュオ、デュエットといった方が正しいです。
アートソングのピアノ演奏で気をつける点は以下です。
1.楽譜通り、正しく演奏しなければならない。
オペラなどの伴奏は、原曲がオーケストラなどの場合が多いので、多少弾きやすく
変えるなどしても問題はないが、アートソングの場合は、作曲家が細部にこだわり
作曲したものなので、強弱記号などの楽譜上のすべての表記を含め、守って演奏しなければならない。
2.歌詞の意味を知り、解釈を加えて演奏する
全体の詩の意味はもちろん、その詩の持つ空気感(匂い、風、音、気温なども含む)景色、心情
などを想像して表現する。
3.抑え過ぎない
アートソングの歌とピアノの力関係はイコールなので、積極的に。
ただし、音量のバランスは常に考え、歌手の発音(つまりは詩)
を観客に届けることを最優先する。
4.歌手と話し合う
コミュニケーションは伴奏の基本だが、アートソングの場合は
「話し合う」ことが大切。それぞれの世界観に違いがあっても、
お互いにそれを知って演奏することは有意義。
5.歌手を観察しながら演奏する
特に人前で演奏するときは、練習の時とコンディションが違う場合もある。
ブレス(息継ぎ)のタイミングなども、苦しそうであれは少しテンポを速める
いつもより声量が少なければ全体の音量を下げ、低音に少しボリューム感を出すなど
等工夫をして支える。
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