きりのみやこ

ソプラノ歌手「みやこ」の音楽する日々

シューベルトは偉大!?

2009年01月30日 | 音楽のこと
毎日毎日子守をしているので、当然子守歌を良く歌うことになる。
ここは得意分野、とばかり、知る限りの子守歌を歌って寝かしつけている。

面白いことに、「シューベルトの子守歌」に勝るものは今のところない!

他の子守歌をいくら歌っても寝ない時は、とどめにシューベルトを歌うと、すぐに眠ってしまう。
(じゃぁ最初からシューベルトを歌えば!と言われそうだけれど、来る日も来る時もシューベルトばかりだと、何より私が飽きるのです・・・。)

分析すると、シューベルトの子守歌は、基本的に音階を下って行くように出来ている。
それも、あからさまに下らず、徐々に、徐々に深い眠りに誘うように下って行く。

もうひとつ有名な子守歌に「モーツアルトの子守歌」(ちなみにこの曲は、長い間モーツァルトによるものと思われていたが、実はそうではなかった。フリース作曲。)がある。
こちらはどうもうまくない。
おそらくフレーズが長すぎるのだろうと思う。
そして上記した音階の法則からすると、「シューベルトの子守歌」はひらり、ひらりと降りてくるのに対し、「モーツァルトの子守歌」は少しづつ上がって行って、頂点を経て少しづつ下がってくる、いわゆる一般的に良くとられる山型の手法で書かれている。

そんな事を考えながら、今日もきっとシューベルトを歌うのだろう。



音に対する意識

2009年01月18日 | 音楽のこと
フィリピンに住んでみて一番感じる事は「音に対して無頓着」であるということです。
これは音を扱う人間からすると、非常に悲しいことです。。。

具体的にはまず、車のクラクションを鳴らしまくる事。
あれって、たまに鳴らすから、本当に危ない時がわかるものなのに、四六時中あちこちでなっていたら・・・ただうるさいだけです。

それから夜中に平気で工事をすること。
昼間は暑いから夜のほうが作業しやすい・・・と言うのはまったくわからなくはないけれど、だからと言ってドリルやシャベルカーを一晩中稼動するのはいかがなものかと。。。

さらにはマンションの駐車場。車が出入りするたびに、目覚まし時計のような音がジリジリジリジリジリジリ・・・
夜中はあんまり車も人も通らないから、やめたらいかがかと。

問題は外だけではないのです。これが。
我が家の電子レンジは、温め終わると「ぴーぴーぴーぴーぴー」
と、5回ぴーがなります・・・。
「チン!」
でじゅうぶん!!

そして洗濯機は、洗い終わると「びーびーびー」といい、無視してると10秒後にまた「びーびーびー」といい・・・を永遠に繰り返すので、終わったら走っていかなければなりません。。。

無音の状態が大好きな私には、ちょっときつすぎです。。。

しばらくお休みいたしました

2009年01月18日 | そのほかのこと
私事ですが、去年10月31日に女児を出産し、育児に追われてしばらく京の音楽ブログをお休みしました。

少し余裕が出来てきて、音楽の事を考えたり聴いたり、勉強したりができるようになってまいりましたので、またブログを来週木曜日からできるだけ週1回ペースで更新して行きたいと思っております。

現在は、体をまず元に戻すために、少しずつ呼吸やおなかの筋肉を整えるべく、軽いエクササイズをしたり、この機会に初心に戻り、発声に関する本を読んだり、過去に受けたレッスンの録音を聴いたりしています。
また、去年の終わりに電子ピアノを入手。
フィリピンにいる間も、しっかりと練習できる環境が整ってきました。

これからも「きりのみやこ」と「古谷 京」をよろしくお願いいたします。