きりのみやこ

ソプラノ歌手「みやこ」の音楽する日々

お薦めのクラッシック音楽専門ラジオ局

2008年09月25日 | 音楽のこと
イギリスで生活している頃、毎日欠かさず聴いていたラジオ局、「Classic FM」。

クラッシック音楽専門のラジオ局だが、広く一般に向けて作られているので、堅苦しさがなく、それでいて非常に質の高い、選りすぐりの演奏による名曲を次から次へと流してくれる。

少し前までは、オンラインで聴くには英国の郵便番号を入力しなくてはいけない、など、いろいろ規制があったりしたのだが、数ヶ月前に久々にアクセスして見たら、ちゃんとLIVE放送が聴けるようになっているではないか!
以来、パソコンを起動するときは、必ず流している。

クラッシックを聴いてみたいとは思うが、何をどこで聞いたら良いかわからない、と言う人から、根っからのクラッシック好きまで、どんな人でも楽しめる番組なので、ここにお薦めしたいと思う。

コーヒーやワインを片手に、読書のBGMに、リラックスタイムにおあつらえ向きだと思うのだが。

Classic FM
Listen Live をクリック。

音楽と性格

2008年09月18日 | 音楽のこと
先日、こんなニュースを読んだ。
エジンバラ大学の教授が、好みの音楽のジャンルによって性格が別れる。と、発表。
http://www.barks.jp/news/?id=1000043238

その発表で興味深いと感じたのは、クラッシック音楽のファンは「あまり社交的でない」と言う結果。

私の知る限り、ファンだけでなく、作曲家、演奏家などでも(もちろん例外は沢山いるが)基本的に、「社交的でない」人がとても多い。
これは、実は多くの音楽家の悩みではないかと思う。
自分を売り込まなければいけない職業でありながら、実は人に気楽に話しかけられない。人が多く集まるところは苦手。という人が多いからだ。

私も例外ではない。精一杯努力しているが、やはり人の多い所は苦手である。パーティーではつい一人隅っこでじっとしてしまう。
知っている人とばかり一緒にいて、知らない人に自分から話しかけるなんて事はまずできない。

これが、「もともとこういう性格だから」クラッシック音楽が好きなのか、
あるいは、「クラッシック音楽が好きだから」こういう性格なのか。。。

先日、ポーランドのピアノの巨匠アルトゥール・ルービンシュタインのショパンのピアノ協奏曲1番を聴いていた。
ここではルービンシュタインについて、あるいはこの演奏についての詳細には触れるまい。(いずれ書こうと思う。)
すばらしい音楽に出会ったとき。
それはもう、表現できない気分に陥る。

感情が先に立つと、表現は出来なくなる。
だから、ここに言葉に表すことが出来ない。

とにかく、「これでいい」と思う。
「何もいらない」と。
この瞬間だけが、すべてだと思える。
そんな感覚。

この感覚こそがおそらく、人を「非社交的」にさせる根源ではないか、と、私は思う。

いずれにせよはっきり言える事は、音楽が人に与える影響力は、おそらく我々が思っているよりも、ずっと大きいものなのだろう、と言うことだ。


復活宣言。

2008年09月14日 | 音楽のこと
あっという間に最後のブログから2ヶ月が経ってしまいました。
8月はじめにフィリピンに渡るにあたって、ネット環境の問題等でパソコンの前にゆっくり座れずにいました。
ここに何か書けるほど、音楽とも向き合っていませんでした。

やっとマニラの生活にも慣れ、視野が広がってきたのを感じています。
思っていた以上にここは、自分の専門とする音楽分野が盛んなところではないようですが、思えば学生の頃から、忙しく音楽生活をこなしてきたので、少しここで立ち止まり、今まで学んだ様々な事を回想し、定着させるのに良い機会かな、とも思っています。

今日、本当に久々に声を出しました。
1ヶ月ほど歌っていなかったので、声帯はとても元気です。
ピアノだったら、一ヶ月も弾かないと大変な事になるのですが、歌は全然大丈夫。
いかに声を出す、と言う事が人間にとって自然なことかという、当たり前の事に感心しています。
新しいイギリス民謡を2曲ほど練習しました。

おなかの赤ちゃんがびっくりしない程度に、のんびりと歌っていこうと思います。
時間が許す限り、翻訳や、楽曲分析をしたり、歴史なども学びたいと思いますので、
また一週間に一度、思う事を色々つづっていきます。