きりのみやこ

ソプラノ歌手「みやこ」の音楽する日々

アルベニスを弾いてみて思った事

2009年08月07日 | 音楽のこと
スペインの作曲家、アルベニスのピアノ曲を縁あって練習しはじめた。
実は以前、学生の頃に弾いてみたいと思い、楽譜まで買って、練習しはじめたものの、ちっともスペインっぽくならず、私には向いていないと思ってあきらめた事のある曲だ。

こういうのをきっと年の功と言うのだろうか?
その曲の持つ雰囲気や曲想を表現することがうまくなった、と自分でも思う。

思えば学生の頃は、ドビュッシー(フランスの印象派の作曲家。画家のモネなどと友達だった)を弾けば、
「君、ドビュッシーはドイツ人じゃないんだよ」
と、先生に嫌味を言われたりしたものだ・・・。

歌を歌うようになったからか、あるいは学生の頃にさんざん曲の背景について学ばされたりして鍛えられたせいなのかわからないが、いつの間にか色々やっていれば身に付く技術もあるんだな、と思う。

今ではフランスのクラッシックはもちろん、シャンソンだって日本の民謡だって、スペインのジプシー音楽だってドンとこい! だ。

いまだちょっと難しいと思うのは、ジャズやブルースだろうか?
歌った事もまだないが。。。

最近アルベニスのピアノ曲の練習と同時に、フラメンコも習いはじめた。
これも今までは、一生感覚がつかめないだろうと思っていた踊りだ。

今度はスペインものを歌え、と言う、天からのお告げだろうか?
9月日本帰国の際に、スペイン語の歌曲の楽譜を集めて帰ろう。