月乃和熊(ツキノワグマ)のささやき

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零式艦上戦闘機(57) P-39エアコブラ ミッドシップ戦闘機

2014-09-06 12:00:00 | 航空機・船舶(軍艦・機)
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零式艦上戦闘機(57) P-39エアコブラ ミッドシップ戦闘機  

零戦と対戦した戦闘機は数あれど、エンジンを機体の中央に置き(ミッドシップ)、プロペラ軸に銃身を通して大口径砲を搭載した戦闘機は、ベルP-39エアコブラだ。

<P-39Qのカタログスペック>
エンジン:アリソン液冷V-1710-85 1200馬力
全福:10.30m
全長:9.14m
機体自重:2573kg
全備重量:3470kg
最高速度:603km/h
航続距離:1030km
兵装:37mm機関砲×1
   12.7mm機銃×4
爆弾:227kg

生産数約9500機

射撃精度としては、プロペラ軸は飛行機の基軸そのものだから、プロペラ軸から弾丸を放つことは理想的だった。

他にプロペラ軸に機銃を備えたのは、ドイツのメッサーシュミットMe109が有名だ。

その他の新しい試みとしては、前輪式降着装置を備えたので離着陸時の視界は極めて良好。
しかしミッドシップ型を採用したことで、運動性も向上するかと思われたが、カタログ通りの性能は発揮しなかった。

大口径砲の携行弾はわずかに30発だったが、
当初は、12.7mm機銃×2、7.7mm機銃×4を翼内に装備。
携行弾は、12.7mm機銃が、1銃あたり280発だったが、
7.7mmにいたっては、1銃あたり1000発も携行した。

開戦当初はオーストラリア軍にも配備され、零戦とも対戦するが零戦の敵ではなかった。

しかし、ソ連にレンドリースされた機体は、ドイツ軍のメッサーシュミットBf109やフォッケンウルフFw190を相手に大活躍し、100人を超えるエースパイロットが生まれた。
ヨーロッパにおける東部戦線で、ソ連の制空権確保に大きく貢献した機体だったのであります。

ちなみに日本軍で唯一、水冷エンジンを搭載した川崎航空機の『飛燕』(陸軍機)も、37mm機関砲の搭載を試作したが、実用にはいたらなかったのであります。

関連 (11) 多勢に無勢 2013-10-19

零式艦上戦闘機(58) 機関銃と機関砲 2014-09-13  につづく~
前の記事 零式艦上戦闘機(56) プロペラ同調装置付機銃 2014-08-30

零戦52型の雄姿フォトアルバムをご覧あれ!!


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