
韓国ドラマにはなぜ
「バスに乗るシーン」がよく出てくるのか
韓国ドラマをよく見ていると、停留所でバスを待っているシーンや、
実際にバスに乗っている場面がよく出てくる。
そのようにバスがからむシーンというのは、
ドラマを作る上で欠かせないのだろうか。
種類が多い韓国のバス
韓国のバスは「市民の足」と言われるほど、人々の生活に深く入り込んでいる。
しかし、韓国語がわからないと乗るのは難しいので、
観光客はリムジンバス以外はあまり乗らないはず。
それで、外国の人には韓国のバス事情がよくわからないのだ。
とはいえ、韓国のバスは、都市部や地方を問わず大活躍している。
ソウルの一部の路線では道路中央部がバス専用道路となり、
道路の真ん中にバス停があったりする。
そういう光景をドラマの中で見たことがある人もいるだろう。
とにかく、韓国ではバスの種類が豊富だ。ソウルを例にとると、
全国の地方都市へ向かう「高速バス」を筆頭に、
首都圏と副都心を急行で結ぶ「広域バス」、急行ではなく普通で結ぶ「幹線バス」、
地下鉄との連係路線として主にソウル市内を走る「支線バス」、
都心部の比較的狭い範囲を走る「循環バス」などがある。
ただし、韓国のバスに乗るときには注意が必要だ。
バスがきちんと停留所に停まらないことがあるので、
目的のバスが来たら自分で手を挙げて止めて、そのバスに駆け寄る必要がある。
こういう芸当は観光客にはちょっと無理だろうが……。
後部座席に座る理由
韓国のバスはけっこう融通がきく。
停留所以外でも、運転手さんにお願いすれば、途中で降ろしてくれたり、
逆に乗せてくれたりする。
なお、韓国のバスは運転が荒いので、
バスに乗ったら手すりや吊り革にしっかりつかまることが大切だ。
それでも急カーブを曲がるときには車内が大きく揺れたりする。
そういえば、『冬のソナタ』では、高校時代のチュンサンとユジンが
バスに乗ってデートに出掛けるが、二人は一番後ろの席に座っていた。
これには理由がある。
運転の荒い韓国のバスでは、お年寄りや子供連れは
なるべく出入口に近い席に座り、体力のある若者が
後ろの席に座ることが一般的なのだ。
いずれにしても、韓国のバスは人々の生活にとても密着しているので、
ドラマでも現実感を出すためにバスのシーンが多く使われている。
ソウルで地下鉄は乗ったことがあるけど・・・
バスはいまだに乗ったことがない。
冬のソナタ、最初はバスシーンから始まったよね。
私も高校のときはバス通学だったので・・・・
それもまた懐かしいと思ったものです。
最近は路線バスに乗ることもほとんどない。
田舎は、みんな車移動です。