喫煙を考える

「喫煙」という行為について共に考えましょう。
タバコで苦しむのは、喫煙者本人だけではありません。

埼玉会館に要望書を送りました

2015-06-18 15:11:57 | タバコ問題への取り組み

先日、知人の御子息が出演された演奏会に行ってきました。
会場は、埼玉会館の大ホールです。
埼玉会館は、JR浦和駅から徒歩約6分(実際は10分みた方がよいでしょう)と地の利もよく
大・小ホールのみならず、展示室においても様々な催し物が連日開催されています。
演奏会の開場時刻より早く埼玉会館に到着した私は
喫煙所の光景を見て、今までも埼玉会館を利用した際に
大勢の人が通らねばならない場所に喫煙所があるのはおかしいと思いながら
そう頻繁に利用するわけでもないので、ついついそのままにしておいたことに
強い自責の念を感じました。

そう思ったのは、この日は特に喫煙所の混雑具合がひどく
喫煙所からはタバコの煙と臭気が、かなり遠くまで漂ってきていたからでした。
利用する人数が少ないから放っておいていい
利用する人数が多いから放っておけない、というわけであはりませんが
この状態を野放しにしていてはいけない、と強く思い
埼玉会館に喫煙所撤去の要望書を送り、それに対する回答を求めました。


埼玉会館は、未成年を含め、不特定多数の利用者が訪れている場所です。
それにもかかわらず、現状では、会館を利用する際に
喫煙所(写真橙色円内)の前を通らないと
会館内に入ることができないような導線になっています(写真黄色矢印)。
会館の階段・正面通路を通行し、利用する人々を、受動喫煙の被害から守るには
喫煙所を撤去するのがいちばんです。
また、埼玉会館は、埼玉県から文化を発信する施設です。
埼玉県内のみならず、隣接県からの利用者も多いと推察されます。
利用者に受動喫煙をさせる施設が埼玉県にあること自体
埼玉県の文化的・知的水準を露呈しているようなものとも言えます。
埼玉県が文化を発信する施設には、喫煙所の存在はふさわしくありません。
私は、演奏会の開演前と終了後に、臭気漂う喫煙所を遠巻きに観察したところ
館内が禁煙であるために、いわゆる「吸いだめ」とでもいうのでしょうか
かなりの人数の喫煙者が利用し、中には複数本のタバコを吸うために
喫煙所に長居している人もいるようでした。
会館への出入口はホール・展示室を含め1箇所で
そこまでタバコの臭いが漂ってきていました。
また、ホールなど、密閉された空間に直前までタバコを吸っていた多数の人間が入ることは
三次喫煙(残留受動喫煙)の害を利用者に及ぼすことにもつながります。
埼玉会館は、公共の施設です。
施設の性格上、不特定多数の利用者の健康を受動喫煙の被害から守るには
喫煙所を撤去してもらうよりほかに方法がありません。


遅ればせながら、昨日、上記の趣旨で要望書を送ってみました。
さて、埼玉県の文化を発信する埼玉会館から、どのような回答がもらえるでしょうか。
対応に、期待したいと思います。


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