5月30日(土)、タバコ問題首都圏協議会・東京/日本橋禁煙推進研究会主催の
World No-Tobacco Day(世界禁煙デー)記念イベント2015が
「FCTC(タバコ規制枠組条約)発効から10年 受動喫煙のないTokyoをめざそう!」
のテーマのもと、開催されました。
会場は、国立オリンピック記念青少年総合センターのセンター棟4階・セミナーホールです。
会場に行って驚いたのが、「青少年」総合センターにもかかわらず
センター棟4階のセミナーホールに向かう途中に、喫煙室があることでした。
もちろん、利用者は「青少年」ばかりではありませんので、喫煙者もいるとは思いますが
廊下の往来が激しい場所に、喫煙室を設ける特別な理由があるとは思えませんでした。
13時30分、第1部のシンポジウムが始まりました。
講演1では「FCTC発効から10年・世界の動きと現状」と題し
全国禁煙推進協議会事務局長の宮崎恭一さんに御講演いただきました。
(宮崎さんの「さき」のつくりは「大」ではなく「立」ですが、環境依存字のため「崎」としました)
講演2では、「FCTC発効から10年・日本の動きと現状」と題し
一般社団法人タバコ問題情報センター代表理事の、渡辺文学さんに御講演いただきました。
講演1・2では、世界の趨勢の中で、また、FCTC批准国でありながら
日本の受動喫煙対策がいかに立ち遅れているかが浮き彫りになりました。
私の友人は、中国やロシアに出張に行くことが度々ありますが
日本がタバコの法的規制において、タバコ大国である中国やロシアより
ずっと遅れていることにショックを隠せないようでした。
中国北京市では、明日(6月1日)から公共の場所や職場など屋内での喫煙を禁じる条例を施行
レストランやホテル・空港の屋内部分で全面禁煙が開始されるそうです。
友人の周りには喫煙者は少なく、自分の周りだけを見ていると
日本の受動喫煙対策も進んでいるように感じていたらしいのですが
この日の講演で日本の実態がわかり、おおいに考えされられたとのことでした。
講演の後は、日本禁煙学会企画、2014年度無煙映画大賞の発表と授賞式が行われました。
無煙映画大賞とは
*映画製作に携わるすべての人たちを、喫煙や受動喫煙の害から守る
*映画俳優さんの喫煙シーンにより、喫煙行為が美化されることを防ぐ
*映画俳優さんの喫煙シーンを見て、未成年が喫煙を開始することを防ぐ 等
を目的とし、「作品中にタバコの煙が出ない映画」に授与されます。
続いて、日本禁煙学会企画、外国人受動喫煙被害エッセイコンテストの授賞式が行われました。
エッセイコンテストの入賞結果とエッセイは
日本禁煙学会ホームページで閲覧することができます。
私も全てのエッセイを拝読しましたが、皆さん皮肉が効いた文章で
大変読み応えのある内容でした。
外国人の皆さんから、日本のタバコ問題がどのように見えているかが良くわかります。
休憩を挟んで、後半のプログラムは「『受動喫煙のないTokyo』の実現をめざして」と題し
パネルディスカッションが行われ、パネリストの皆様によって、活発な御意見が交わされました。
第1部も滞りなく終了し、第2部のスモークフリーウォークへと移ります。
スモークフリーウォークとは、タバコの煙のない健康な環境をめざして
メッセージを伝えながら街を歩く世界禁煙デー記念のパレードです。17時15分、代々木公園けやき並木に集合し、警察官の誘導のもとNHK前を出発します。
禁煙着ぐるみは、沿道の皆さんの注目を集めていました。
中に入っていた方は、とても暑かったことでしょう。
NHK前を出発した列は、渋谷駅前を左折して、青山通りに入ります。
沿道の人たちは、なんだなんだという感じで、物珍しそうに隊列を眺めています。
なかには、「タバコタバコ!」と言っている人もいました。青山通りから表参道に入ります。
外国人の方々の反応がとてもよく、スモークフリーウォークの様子を面白がっているようでした。
私が地図ソフトで、この日歩いたコースの距離を計算したところ、なんと3.86kmありました。
警察官の誘導で、車道を歩いたため、実際は計算した距離より若干短いかもしれません。
先導する自動車から流れる音楽と
「愛する人のために、タバコをやめましょう!やめてもらいましょう!」というアナウンスで
沿道の皆さんの注目を集めることができたのではないでしょうか。
そのなかの一人でも、タバコの問題について考えてくれる人がいれば、大変うれしいことです。
私は第1部の総合司会を務めましたが、イベントに参加された皆様をはじめ
イベントを支えてくださった皆様のお力添えで、なんとか役目を果たすことができました。
皆様に、お礼申し上げます。
ありがとうございました。
私は、進行役でしたが
会場にいるのやっとで
一緒の方にお願いしてしまいました。
いわゆる、金魚のふん状態かな~。
WNTDイベント みなさんに広まること
願ってます。私も2人誘ってみたけど、
都合がつかないと断られてしまいました。
今日は、上野に来てますがやはり、
公園口には、喫煙所があり一帯に煙、
舞っていました。
ある木陰では、数分すると、誰かの喫煙に
より、移動せまられ。
そして、自転車で煙、撒いている男性が
通りすぎました。計5カ所移動。
煙のない日本が、当たり前になることを願ってやみません。
私も昨夜、定例会の帰りに、最寄駅から自宅までの間に歩行喫煙をしている人のタバコの煙を避けるため、かなりの距離を走りました。
タバコを吸っている人は、他人にもタバコを吸わせているということを自覚してほしいですね。
タバコを吸いたい人に、吸うなとは私は言いませんが、他人に吸わせるなとは言いたい。
タバコを吸うのなら自己完結、自立した吸い方ができない人には、タバコを吸わないでほしいものです。