喫煙を考える

「喫煙」という行為について共に考えましょう。
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天晴れ!小野市 ~浄土寺周辺を喫煙及び裸火等禁止地区に指定~

2017-12-15 12:56:34 | タバコ問題への取り組み

12月7日(木)の記事『浄土寺前公衆トイレ入り口の灰皿が撤去されます』
兵庫県小野市にある浄土寺前の公衆トイレ入り口にあった灰皿が撤去されることを
ご紹介したばかりですが、申し入れた要望のうち1と3は灰皿撤去の要望
2は浄土寺付近一帯を禁煙区域として指定する要望でした。
1と3については小野市から送られて来た回答文に
灰皿を撤去する旨の回答が記されていましたが、2に関しての回答がなかったため
小野市に2についての回答を要求したところ
12月14日付で消防本部予防課から市長印が押印された回答書をいただきました。


(回答文)
 浄土寺は小野市民にとって、また国民にとって貴重な文化財で後世に残し続けなければなりません。
 市としましては、文化財を火災から守るため、火災予防条例で浄土寺境内を指定し、喫煙及び裸火等の禁止を参観者に注意喚起しているところであります。
 荻野様のご指摘のとおり、火災予防の観点から考えますと、浄土寺周辺からの延焼等も考えられることから、境内のみならず浄土寺周辺にも指定を広げることがより文化財を残すために重要なことと考え、現在、浄土寺境内及び周辺道路に喫煙及び裸火等の禁止の範囲を広げるために、手続きを行っているところであり、来年1月までに指定及び周知できるよう作業を進めております。
 以上、回答とさせていただきます。


天晴れ
小野市の英断に、拍手を送りたいと思います
小野市議会議事録を検索したところ、浄土寺周辺の喫煙及び裸火禁止に関する記録はないので
小野市火災予防条例第23条にあるように、消防長の決断によるものでしょう。
ありがとうございました
職務を理解し、職責を全うする公僕としての自覚があれば
本案件の判断は当然の帰結と考えますが、他自治体での日和見的な対策と比べると
小野市消防長の判断は出色であると感じます。
文化財行政や観光地における受動喫煙対策に携わっている方は
小野市の判断をおおいに参考にし、職務に反映させてもらいたいと思います。
小野市にとって、浄土寺が歴史的な財産であることは言うまでもありませんが
自然豊かで風光明媚な土地と小野市を支える市民も、何にも優る財産であると思います。
自然環境と市民の安全を守るため、特別な区域だけがタバコの害や出火から守られるのではなく
市全体に同様の考え方や対策が波及することを、おおいに期待しています。


皆さん、800年前に重源と快慶がこの世に造った極楽浄土、浄土寺をぜひお訪ねください。
私もまた機会を作り、小野市を再訪したいと思っています。


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1 コメント

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コメントは記事と関連がある内容でお願いします (荻野寿美子)
2017-12-25 22:07:38
ごく一部の方ですが、記事の内容と頂戴するコメントに関連を見いだせない場合は、コメントの掲載は致しませんことを、しつこいようですが予めお断りしておきます。
禁煙飲食店の紹介の記事に、ハーグ条約や捕鯨問題・トロフィーハンティングについていくら言及されても、論点がずれており、ご返事いたしかねます。
当記事も同様に、文化財保護と受動喫煙防止の観点から小野市が浄土寺周辺を喫煙及び裸火等禁止地区を決定したことに対し、飲食店の屋内喫煙規制に関する日経の記事を引き合いに出されても、論点がずれているとしか言いようがありません。

当ブログの記事はすべてタバコ規制の記事だと仰りたいようですが、違います。
そこを理解していただけないのであれば、議論は成り立ちません。

最後に申し添えますが、私にお断りにならなくても、どうぞご自由に反タバコ規制の活動をなさってください。
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