毎年恒例の「大本山永平寺東京別院長谷寺 御征忌法脈会」に、
今年も10月27日から29日までの3日間にわたって随喜をさせていただきました。
この会の趣旨は、永平寺を開かれた道元禅師のご命日に因む法要と、
法要に集まり参列された“戒弟さん”に戒法・戒名を授ける儀式です。
通常の法要と異なるのは、「説戒」という戒律について学修!する点にあります。
戒について、仏教について、禅についてじっくりお話をお聞きして、
そしてその学びを3日間の会期中にきちんと修めて過ごします。
3日間参加して心地よい疲れとスッキリとした心持ちになれますが、
永平寺の禅師さまは勿論のこと、多くの僧侶が集まらないと開催が出来ません。
年間を通してもお戒名を禅師さまから直接いただく事が出来る機会は多くはありません。
特に今年は平日勤務の方にとっては参加のしやすい当たり年でした。
ただし週末にお檀家さんの法要を控えているお寺にとっては参加しにくく、
3日間あけて随喜しなくてはならないところを、私は出入りの慌ただしい3日間となりました。
平成24年から朝晩のご法話を担当させていただいて今年で6年目です。
2日目の朝は茨城から来られた御住職さま(遙か彼方の先輩)のご法話。
私は2日目晩の「いす坐禅」の指導と、3日目朝の「法話」をさせていただきました。
法脈会に重なる形で、土曜日・日曜日の拙寺で檀信徒の法要を勤め、
また、宗教者としての寺外活動の関係があり、中野の矯正図書館にて開かれた
講演「中野のまちから刑罰の源流をさぐる―矯正図書館50年を祝して―」の聴講と、
展示「刑務所近代化の歴史とそれを支えた人びと―かつての中野刑務所にもふれながら―」の見学もしました。
http://jca-library.jp/tokubetsutenji2017.html
懲役刑に服している間の作業について僅かながらも賃金が与えられている点について、
私は軽々に「なぜ懲役中の人に賃金を払う必要があるのか?」と考えていた節がありましたが、
対価があることによって「勤労意欲の活性化」「出所後の生活建て直し」「金銭感覚の醸成」などに効果があり、
被収容者の更生・再犯防止に一役買っているものであるという指摘には気付きがありました。
ただ、こればかりは「実際にやってみる」のは避けていたい話で…
学修ではなく、学習に留めることにしようと思います。
今年も10月27日から29日までの3日間にわたって随喜をさせていただきました。
この会の趣旨は、永平寺を開かれた道元禅師のご命日に因む法要と、
法要に集まり参列された“戒弟さん”に戒法・戒名を授ける儀式です。
通常の法要と異なるのは、「説戒」という戒律について学修!する点にあります。
戒について、仏教について、禅についてじっくりお話をお聞きして、
そしてその学びを3日間の会期中にきちんと修めて過ごします。
3日間参加して心地よい疲れとスッキリとした心持ちになれますが、
永平寺の禅師さまは勿論のこと、多くの僧侶が集まらないと開催が出来ません。
年間を通してもお戒名を禅師さまから直接いただく事が出来る機会は多くはありません。
特に今年は平日勤務の方にとっては参加のしやすい当たり年でした。
ただし週末にお檀家さんの法要を控えているお寺にとっては参加しにくく、
3日間あけて随喜しなくてはならないところを、私は出入りの慌ただしい3日間となりました。
平成24年から朝晩のご法話を担当させていただいて今年で6年目です。
2日目の朝は茨城から来られた御住職さま(遙か彼方の先輩)のご法話。
私は2日目晩の「いす坐禅」の指導と、3日目朝の「法話」をさせていただきました。
法脈会に重なる形で、土曜日・日曜日の拙寺で檀信徒の法要を勤め、
また、宗教者としての寺外活動の関係があり、中野の矯正図書館にて開かれた
講演「中野のまちから刑罰の源流をさぐる―矯正図書館50年を祝して―」の聴講と、
展示「刑務所近代化の歴史とそれを支えた人びと―かつての中野刑務所にもふれながら―」の見学もしました。
http://jca-library.jp/tokubetsutenji2017.html
懲役刑に服している間の作業について僅かながらも賃金が与えられている点について、
私は軽々に「なぜ懲役中の人に賃金を払う必要があるのか?」と考えていた節がありましたが、
対価があることによって「勤労意欲の活性化」「出所後の生活建て直し」「金銭感覚の醸成」などに効果があり、
被収容者の更生・再犯防止に一役買っているものであるという指摘には気付きがありました。
ただ、こればかりは「実際にやってみる」のは避けていたい話で…
学修ではなく、学習に留めることにしようと思います。