気がつけば、このところブログをまったくアップしていませんでした。
順を追って大龍寺の様子を伝えさせていただきます
5月下旬の1泊2日で、熊本に行って参りました。
1日目は活動の下見と縁のある寺院のお見舞い拝登。
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飛行場の周辺は阿蘇の高原野菜畑?
のどかな風景が続いていますが、民家が目立つようになると、
その民家にはブルーシートが掛けられているものもあります。
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まず1ヶ寺目は熊本市南区にある大慈寺。
ここは私にとっては、法系の祖である寒巌義尹禅師が開かれたお寺。
また、大龍寺の歴代住職で中興27世に列せられる哲巖孝道大和尚さまは
この大慈寺の住職をしていたこともあるという深い縁のお寺です。
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大慈寺は、熊本市の南方、2本の川に挟まれた地区に建立されています。
寒巌義尹禅師はこの南北交通の難所に橋を架けるため
九州一帯を托鉢勧募でまわり建設資金を拈出したそうです。
後にその功績から橋を架けた地区に一寺を建立したとのことです。
通常であれば水害に襲われないか心配な地域ではないかと思いますが、
そのような経緯によりこの地に建立されたことを知り感慨深いです。
大龍寺とも、私自身とも縁の深い所でありながらも初拝登であり、
それが地震被害を受けたことによるとは、申し訳ありません。
伽藍(建物)もご本尊さまも被害を受けています。
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大慈寺の山門。
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稲荷堂。正面の軒が完全に脱落してしまっています。
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開山堂。このような状況ですが、拝登させていただく事が出来ました。
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そして仏殿のご本尊さま。重要文化財に指定されていたため、
「被害があってもそのままにしておくこと」と役所から指導があったそうです。
そうは云っても毎日礼拝するご本尊さまですから、
そのままの状態にしておけないとご本尊さまを全て回収したとのこと。
文化財として考えるか、信仰の対象として考えるかということ。
お寺にとってはどちらの立場にあるか、そしてどうすべきか。
どちらの立場に立つか、もう明白な気もします。
2ヶ寺目は大慈寺様の近くにある観音寺。
ここは道元禅師が中国から戻られて船を寄せた帰朝の地、川尻です。
和尚さまと偶然お目に掛かる事が出来て、
いろいろとお話をお聞きすることができました。
大慈寺から車で数分という近距離にありながら、
逆三角形の石碑も、本堂も地震の被害を感じない様子です。
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最後は熊本城に立ち寄って初日は終了。
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続きます。
順を追って大龍寺の様子を伝えさせていただきます
5月下旬の1泊2日で、熊本に行って参りました。
1日目は活動の下見と縁のある寺院のお見舞い拝登。
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飛行場の周辺は阿蘇の高原野菜畑?
のどかな風景が続いていますが、民家が目立つようになると、
その民家にはブルーシートが掛けられているものもあります。
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まず1ヶ寺目は熊本市南区にある大慈寺。
ここは私にとっては、法系の祖である寒巌義尹禅師が開かれたお寺。
また、大龍寺の歴代住職で中興27世に列せられる哲巖孝道大和尚さまは
この大慈寺の住職をしていたこともあるという深い縁のお寺です。
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大慈寺は、熊本市の南方、2本の川に挟まれた地区に建立されています。
寒巌義尹禅師はこの南北交通の難所に橋を架けるため
九州一帯を托鉢勧募でまわり建設資金を拈出したそうです。
後にその功績から橋を架けた地区に一寺を建立したとのことです。
通常であれば水害に襲われないか心配な地域ではないかと思いますが、
そのような経緯によりこの地に建立されたことを知り感慨深いです。
大龍寺とも、私自身とも縁の深い所でありながらも初拝登であり、
それが地震被害を受けたことによるとは、申し訳ありません。
伽藍(建物)もご本尊さまも被害を受けています。
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大慈寺の山門。
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稲荷堂。正面の軒が完全に脱落してしまっています。
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開山堂。このような状況ですが、拝登させていただく事が出来ました。
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そして仏殿のご本尊さま。重要文化財に指定されていたため、
「被害があってもそのままにしておくこと」と役所から指導があったそうです。
そうは云っても毎日礼拝するご本尊さまですから、
そのままの状態にしておけないとご本尊さまを全て回収したとのこと。
文化財として考えるか、信仰の対象として考えるかということ。
お寺にとってはどちらの立場にあるか、そしてどうすべきか。
どちらの立場に立つか、もう明白な気もします。
2ヶ寺目は大慈寺様の近くにある観音寺。
ここは道元禅師が中国から戻られて船を寄せた帰朝の地、川尻です。
和尚さまと偶然お目に掛かる事が出来て、
いろいろとお話をお聞きすることができました。
大慈寺から車で数分という近距離にありながら、
逆三角形の石碑も、本堂も地震の被害を感じない様子です。
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最後は熊本城に立ち寄って初日は終了。
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続きます。