★町内のおまつり

地元の穴八幡でお祭りがあり、町会のお神輿が出ました。

うちのお寺は町内の路地から表通りに出る角地にあって
毎年、子どものお御輿と山車の休憩地点となっています。

お寺がお神輿の休憩地点？！と
妙に思われる方もいるかもしれませんが、
日本に仏教が受容されていく過程で
神道の神と仏教の仏菩薩などとの関係が説かれたという事情から
明治時代までは仏教と神道は渾然一体としていたそうです。

その流れは今でも一部で続いていて、
例えば豊川稲荷を祀る妙厳寺というお寺は曹洞宗です。

また、ある一定の修行を経た曹洞宗の僧侶であれば、
曹洞宗の礎である道元禅師が宋（中国）から帰国される際の因縁で
習慣的に「白山妙理大権現」を守り神として護持しています。







さてさて、今年は倉庫の設置や稲荷社の移設があったので
一週間前まではお神輿を迎える余裕が全くありませんでしたが、
職人さんに予定通り作業を進めていただいたおかげで
お祭り当日は広々とした環境を整えることが出来ました。







お神輿と山車は毎年同じように来てくれていますが、
担ぎ手・引き手である子どもたちは一期一会の流動的なものです。

今まで何人の子どもたちがやってきたのでしょうか。

「お神輿でジュースをもらったお寺」
という印象だけでも残ればいいかなと思います。






　
今年は子どもの人数が若干増えているそうで何よりでした。







ここからは表通りへと担ぎ出ることになります。

子どもたちに同行する町会の役員さん方も
交通事故がないように注意に余念がありません。







前日の晩、雨の中で定例坐禅会がありました。
雨のお神輿もテンションが上がりますが、それは大人の話。

子どものお御輿と山車には、好天気が何よりでした。




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