継続は力なり
・ 個々の成果は微々たるものであっても、地道に成果を積み重ねていけば、やがて大きな事業を達成できる。目標を達成できる。
・ 今は実力不足であっても、挫けずに修練を積んでいけば、いずれ大成できる。
・ 物事を成し遂げるまで諦めずに取り組み続けるということは、それ自体、優れた能力のひとつである。
調べると大体こんな意味合いである。
日本人ならば誰でも知ってますよね、とても有名な言葉です
だけど、それって誰が言った言葉なの??? 調べると・・・
・ 明治時代の宗教家・住岡夜晃が賛歌の詩
・ 大正時代の教育者・平松折次が「継続は力なり」を標語として掲げていた
・ イリノイ州のことわざとして「Continuity is the father of success」(継続は成功の父)
この二人の人物と、アメリカのことわざがあがって来るが
結論としては いずれもオリジナルであると確証が得られる状況にはない。
国立国会図書館レファレンス協同データベースでも、誰の言葉か定かでは無い。
誰の言葉なのか ハッキリしていない のが現状なのです。
なんでこんな話題になったかと言いますと・・・
kiyomakoの住んでる大分県玖珠の森町では、子供の頃から「 久留島武彦 」という人物を教えられてきた
大体どこの地域にも、郷土の偉人って人が存在すると思います
この地区ではその人物が、久留島武彦 その人なのであります
じゃあ何をした人なの?ってな事ですよ・・・
超簡単に説明すると
・ ラジオもテレビもない時代に、日本中の子ども達に口演童話を話して回った人物
・ ボーイスカウトの礎を築いた人物
・ アンデルセンに光を当てた人物
詳しくって程でも無いけど興味のある方はコチラへ ↓
口演童話 って小学校で子供達にお話するって事でしょ!?って思うかも知れませんが
その昔、娯楽の無い時代ですから 想像する以上の規模なのですよ
講堂いっぱいに子供が入ってたりだとか、グランドを埋め尽くす子供達だったりとか・・・
反対に離れ小島の少人数の子供達に話しに行ったりだとか・・・
台湾や韓国にも話に行ったりだとか・・・
もの凄い行動力と子供達に対する愛情、教育の神様みたいな人物です
そんな理念を継承し、この辺では子供達を対象に劇や読み聞かせイベントなどと
様々な活動を長年続けてきたサークルが数多くあり、サークルの活動も昨年30周年を向かえたりもしました
玖珠町が主催する5月5日に行なわれる 日本童話祭
昭和25年のこどもの日にスタートした全国で初めてのこどものためのお祭りで昨年第65回目
まさに 継続は力なり
で、継続は力なり
明治時代の宗教家・住岡夜晃 この人物は 1893年~1949年 (56歳)
平松折次は大分県知事を勤めた平松守彦さんの祖父で、年代は後になります
久留島武彦は1874年~1960年 (86歳)
今現在もっとも有力?とされている 住岡夜晃 より19歳年上で
久留島武彦さんが口演童話を始めた29歳の時、住岡夜晃は10歳だった事になります
久留島武彦さんが、全国の子供達にお話をして回った時代 住岡夜晃も口演童話を聴いていたと思われ
久留島武彦先生はこの時すでに、 継続は力なり と教えを説き
書や掛け軸などに 継続は力なり と残しています
そうなると・・・ 継続は力なり
国立国会図書館でも、誰の言葉か定かでは無いと記されているこの言葉は
玖珠町が誇る偉人 久留島武彦先生 その人の言葉だったのでは無いかと自分は思う訳です
これって もの凄~い事だと思いませんか?
日本人なら知らない人は居ない言葉、誰が言ったの?って問いに
玖珠町はキッチリと残っている書の年代なんかを特定してハッキリさせれば
玖珠町民の中でさえ知らない人が居る、久留島武彦を全国の人々に知ってもらえるのです
継続は力なり は誰の言葉なのか・・・
kiyomakoの解釈ですが、久留島武彦が口演童話で全国に広めたのだが
その大元は、久留島武彦が師と仰いでいた人物が 米人英語教師ウェンライト氏 だったので
「Continuity is the father of success」(継続は成功の父)
これを自分なりに解釈し 継続は力なり が生れたのでは無いかと自分は思います