ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

昨年の夏の岩城島

2012-01-21 17:31:36 | 瀬戸内海

昨年の夏
広島の尾道あたりに住んで瀬戸内海の島々の風景を描こうと思い立ち、
周辺の寮付の仕事を探して尾道近くの岩城島に面接に行きました。

朝早く大阪から新幹線で行って、尾道から船に乗り、因島で乗り換えて岩城島に到着。
面接が昼からだったので、ちょっと寄り道して島の山(積善山370m)に登ることにしました。

船を降りるときに「海人」のTシャツを着ていた船員さんに山までの道を聞いて教えてもらい、
道中すれ違った小学生に「こんにちは」と先に声をかけてもらってご機嫌になり、
ちょっと迷ったので乳母車に腰掛けて休んでいたおばあさんに道を尋ねてまた教えてもらい、
岩城島名産のレモンの木を横目で見ながら「こんにちは」は俺が先に声をかけるべきだとかブツブツ言いながら、

いつのまにだか山頂です。




山頂の展望台から瀬戸内海をぐるりと見渡すことができて、島の集落やらが可愛らしく所々にあって
とても気持ちのいいところでした。

日が暑いながら島風が気持ちよくふいています。
山頂の展望台には私しかいません。
セミの声が遠くになったような気がします。

まるで
自分の恋人が視界の中にいてくれて、
どことなく眺めているときのような幸せなひととき。

・・・・♪

面接までの時間が迫っていたので
尾道で買ったあんぱんを美味しく頂き、すぐ下山いたしました。


夜ここから
集落やら
船やら
車やら
星やらの
愛らしい光をロマンチックに眺めたいですね♪

きっと
沢山の大切な物語が
そよかぜになびく草のように
目を向けるごとにここちよく
映るんだろうな~

面接を終えて
船で尾道まで戻りました。



船は楽しいですね!
やっぱり大好きです。





色んなドラマが船に集まり
海の上で一つになっておとなしく運ばれて
また接岸してそれぞれのドラマに散っていく。


車もバイクも人も自転車も
一つになって
ゆらゆら
ゆらゆら





船から船をゆらゆらスケッチ




面接帰りにゆらゆら~



で結局
岩城島を選ばず
適当な仕事が見つからず
尾道周辺をあきらめ
少し離れた岡山の倉敷に行くことになりました。




つづく




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コメント (2)
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