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Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「ユカちゃんの家」 透明水彩画 小全紙(660×505) 2010年作 大阪(個人蔵)
この絵はオーダー制作です。
今回のお題は、依頼者さんの思い出の家。
依頼者さんは二人姉妹のお姉さん。
オーダー制作の打ち合わせのために時間を作っていただいて、
お家のお話を、お聞かせていただきました。
思い出の家は現在駐車場になっていて、
当時をしのばせるものは写真しかありません。
お借りする写真を見せてもらい
家の簡単な見取り図も描いてもらって
思い出話を聞かせてもらいました。
お亡くなりになった
おじいちゃんとおばあちゃんが大好きだったお話し
おじいちゃんが愛情こめて手入れされていた庭が大好きだったお話し
庭のお花が見事だったお話し
お家の中のお風呂やトイレや丸い窓のお話し
どのお話しも、庭の中に依頼者さんがいて、
まるでそこから私に説明してくれているような
大きな温もりある思い出でした。
帰りに思い出の跡地の駐車場で、
ここに依頼者さんの大切な物語があったことの感触をつかみます。
依頼者さんとご家族様は、当初、モデルになっていただく予定でしたが、
なかなかスケジュールの調整できませんでしたので、
お借りしていた写真を使っての描きこみに変更。
描いていただいた見取り図を頭に入れて草案にかかり
お借りした思い出写真100枚ほどを、スキャナーで取り込んで
パソコンのスライドショーでなんども何度も繰り返して見ました。
見ているとカメラのファインダーを覗いている人と、
覗かれている人との愛情やお気持ちが、
時空を越えて伝わってきます。
必要な写真をプリントして
草案が決まって、いざ描くことに。
が、
しかしです。
3日間アトリエにこもり取り組みましたが、まったく描き始めれません。
右手に鉛筆を持ち、白い紙とにらめっこ
生まれたのは溜息ばかり・・・・
草案が決まり資料もそろえ、依頼者さんの大切な愛された世界を
心の中に感じ同調してるにもかかわらず、
不思議ですが描き始めることが出来ないんです。
で、
作戦です。
いくら向き合っても私の力じゃだめだとあきらめ
私の大好きな草や木のあるところで、
彼らの力を借りて描こうと思い立ちました。
(具象人間の宿命)
家の近くの大泉公園の双子山と言う小山の木陰で、
写生でもするかのごとく準備して腰を据え
丘の草が風にそよぎ
鳥が生活を営み
蝶が忙しそうに舞い
木々が青々と茂っています。
あぁぁ
気持ちいい~
アトリエで詰まっていたことなど
すっかり忘れてしまい・・・・
あの木に母屋になってもらおう
シャカシャカ
向こうの林は垣根になってもらおう
シャカシャカ
その丘の愛らしいラインは庭に変身
シャカシャカ
きみはみかんの木だ
シャカシャカ
あなたは桜だ
シャカシャカ~
シャカシャカ~
折りたたみ椅子に座り
画板を首から掛け
鉛筆を持ち
資料を広げ
公園の風景を心で柔らかくさわりながら
夢を描く
名づけて
「魔法使いが落ち葉を車に変える!に似た作戦♪」
お試しあれ~
私の苦手な100%の写真資料でも
誰かの「大好き」と「感謝」があれば
その思いは私に同調いたしまして、
魔法は使いますが、
作品として生まれてきてくれました。
この機会を作ってくださった
依頼者さんに心から感謝いたしております。
山中清隆のオーダー風景透明水彩画のご案内はこちら
この絵はオーダー制作です。
今回のお題は、依頼者さんの思い出の家。
依頼者さんは二人姉妹のお姉さん。
オーダー制作の打ち合わせのために時間を作っていただいて、
お家のお話を、お聞かせていただきました。
思い出の家は現在駐車場になっていて、
当時をしのばせるものは写真しかありません。
お借りする写真を見せてもらい
家の簡単な見取り図も描いてもらって
思い出話を聞かせてもらいました。
お亡くなりになった
おじいちゃんとおばあちゃんが大好きだったお話し
おじいちゃんが愛情こめて手入れされていた庭が大好きだったお話し
庭のお花が見事だったお話し
お家の中のお風呂やトイレや丸い窓のお話し
どのお話しも、庭の中に依頼者さんがいて、
まるでそこから私に説明してくれているような
大きな温もりある思い出でした。
帰りに思い出の跡地の駐車場で、
ここに依頼者さんの大切な物語があったことの感触をつかみます。
依頼者さんとご家族様は、当初、モデルになっていただく予定でしたが、
なかなかスケジュールの調整できませんでしたので、
お借りしていた写真を使っての描きこみに変更。
描いていただいた見取り図を頭に入れて草案にかかり
お借りした思い出写真100枚ほどを、スキャナーで取り込んで
パソコンのスライドショーでなんども何度も繰り返して見ました。
見ているとカメラのファインダーを覗いている人と、
覗かれている人との愛情やお気持ちが、
時空を越えて伝わってきます。
必要な写真をプリントして
草案が決まって、いざ描くことに。
が、
しかしです。
3日間アトリエにこもり取り組みましたが、まったく描き始めれません。
右手に鉛筆を持ち、白い紙とにらめっこ
生まれたのは溜息ばかり・・・・
草案が決まり資料もそろえ、依頼者さんの大切な愛された世界を
心の中に感じ同調してるにもかかわらず、
不思議ですが描き始めることが出来ないんです。
で、
作戦です。
いくら向き合っても私の力じゃだめだとあきらめ
私の大好きな草や木のあるところで、
彼らの力を借りて描こうと思い立ちました。
(具象人間の宿命)
家の近くの大泉公園の双子山と言う小山の木陰で、
写生でもするかのごとく準備して腰を据え
丘の草が風にそよぎ
鳥が生活を営み
蝶が忙しそうに舞い
木々が青々と茂っています。
あぁぁ
気持ちいい~
アトリエで詰まっていたことなど
すっかり忘れてしまい・・・・
あの木に母屋になってもらおう
シャカシャカ
向こうの林は垣根になってもらおう
シャカシャカ
その丘の愛らしいラインは庭に変身
シャカシャカ
きみはみかんの木だ
シャカシャカ
あなたは桜だ
シャカシャカ~
シャカシャカ~
折りたたみ椅子に座り
画板を首から掛け
鉛筆を持ち
資料を広げ
公園の風景を心で柔らかくさわりながら
夢を描く
名づけて
「魔法使いが落ち葉を車に変える!に似た作戦♪」
お試しあれ~
私の苦手な100%の写真資料でも
誰かの「大好き」と「感謝」があれば
その思いは私に同調いたしまして、
魔法は使いますが、
作品として生まれてきてくれました。
この機会を作ってくださった
依頼者さんに心から感謝いたしております。
山中清隆のオーダー風景透明水彩画のご案内はこちら
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