プラユキ・ナラテボー師の寄稿、「夢と仏教」が最新の大法輪(11月号)に掲載されています。
以下、今年2012年(仏暦2555年) 、プラユキ・ナラテボー師の記事が掲載されている雑誌「大法輪」を一覧にしました
気づきの瞑想入門から始まって、呼吸瞑想の解説、夢を活用する、、、と、幅広~くご活躍です。
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大法輪 2012年 11月号 [雑誌] |
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大法輪閣 |
【雑誌】大法輪 11月号
<寄稿>夢と仏教~すべての夢を吉夢に
プラユキ・ナラテボー師の「夢」活用についての寄稿文です。
ナラテボー師が実践されている対話を大切にした瞑想指導のようすも感じることができます。
以下、一部抜粋してご紹介いたします。
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…前略…
私がいるタイ・スカトー寺には、さまざまな悩みを抱えた日本人が、年間を通して訪れるようになりました。その方たちに対して、私は、瞑想指導やカウンセリング的な対話に加えて、「夢」を活用した取り組みも行っています。
…中略…
「ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される」(法句経/ほっくきょう)
世界とは、私たちの心に映し出されるさまざまな現象にほかなりません。それは、夢の中のすべてが実は自分自身だという夢の全体構造と重なり合います。夢と取り組むことは、心に生じるさまざまな気分やイメージ、物語としっかりと向きあい、智慧や慈悲へと育て上げると同時に、現実世界での他者との一期一会の出会いを、美しい物語の共同創造の舞台にも変えていける。そういった可能性を秘めているのです。
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大法輪 2012年 07月号 [雑誌] |
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大法輪閣 |
【雑誌】大法輪 7月号
<寄稿>ブッダの呼吸法と瞑想
プラユキ・ナラテボー師が、アーナパーナ・サティ瞑想法について解説されています。
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大法輪 2012年 05月号 [雑誌] |
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大法輪閣 |
<取材>気づきの瞑想入門(後編)
前号(大法輪4月号)に引き続き、プラユキ・ナラテボー師と真言宗僧侶今野本證(こんのほんしょう)師の楽しいやり取りをとおして、瞑想方法を学びます。
その対話の一コマ、瞑想中の考えごとについてのお話しをご紹介します。
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<今> 気づきとは、考え事を止めることに終始するのですか?
<プ> いえいえ、考え事を止めようとするわけではありません。
ただただ気づけば、考え事は自然と消えていく。あるいは考え事やその他イメージを対象化して見られるということになるということなんです。考え事をなくすんではなくて、考え事をしているな、ということに気づけるようになる。思考を対象化できるようになる。思考の中に入っちゃうんじゃなくて、思考をあるがままに見きわめられるようになれるのです。
<今> 考え事を対象化できると、どのような変化が生じますか?
<プ> 考え事を対象化できると、たとえば過去の失敗した記憶などが苦しみの種とならなくなります。なにが思い出されても、悔やんだり、恨んだり、不安になったりせず、あるがままに事実を受け止められるようになる。そして原因と結果の関係までしっかり見えてくるようになります。そうすると、「ああ、こうしたから失敗しちゃったんだな。だったら今度はこうしてみよう」と良き教訓にできて、今ここからの具体的な行動にも生かしていくことができるようになるんですよ。
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瞑想中の考えごとへの対応については、
「瞑想中、その時どうする!?その1~アレコレ考えごとしちゃう時」
も、ご参照ください。
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大法輪 2012年 04月号 [雑誌] |
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大法輪閣 |
【雑誌】大法輪 4月号
<取材>気づきの瞑想入門(前編)
プラユキ・ナラテボー師と真言宗僧侶今野本證(こんのほんしょう)師の楽しいやり取りをとおして、瞑想方法を学ぶことができます。
その対話の一コマをご紹介します。
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<今> これから、タイのお寺に伝わる、苦しみから解放される「気づきの瞑想(チャルーン・サテイとを教えていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。プラユキ先生は二十四年間もタイの奥地のお寺で修行されたそうですね。どんな厳しい瞑想修行をつまれたのですか?
<プ> まあ、厳しい修行をつんできたというよりは、ブツダが伝えてくれた理にかなった教えにただただ従ってきただけですよ。タムレンレンという感じでやってきました。
<今> はあ。タムレンレン? ですか……
<プ> そう。タムレンレン。タイ語で「遊び心でやりましょう―」という意味です。これは「気づきの瞑
想」のコツです。
<今> へえ~。私はプラユキ先生が、日本をはなれ、タイの奥地で長年修行を積んだと伺って、どんなすごいお坊さんがお見えになるかと思い込んでいましたが、親しみやすい方だったので正直ホッとしました。それでは、遊び心を忘れずに楽しく教えていただきます