A. Hitchcock Hour S1 #19

「罪なき子の罪」

ビルとジャネットのネルソン夫婦が、とある閑静な住宅街に引越して来る。

飼い犬のチャーリーにちょっかいをかける少年がいたのでビルはたしなめて
名前を尋ねるとエディと名乗った。

ジャネットがサイフのお金が足りないと言うが、その時は気にもしなかった。


翌日エディがやって来てジャネットに何か手伝いたいと言うので、チャーリー
の散歩を頼む。それから間もなくチャーリーの激しい鳴き声を聞いたビルは
心配になり捜しに出るとエディが父親ジャックの車庫に閉じ込めていたのを
見つけてビルは問いつめると、逆ギレしたエディは「今度はチャーリーを殺す」
と言うのだ。

ジャネットはエディの父ジャックに言う方がいいと迫るが、ご近所の事だと
言ってその場をおさめる。

そして留守中のビルの家に侵入するエディは・・・。

帰宅したビルが見たのはチャーリーの死体だった。
遂に警察を呼ぶが警官が言うには、相手のジャックが逆にビルを告訴すると
言っているらしい。結局確たる証拠もないので、告訴は取りやめる事にする。

その様子を窓から見つめる笑顔のエディ。手に持つナイフがキラリと光る。

数日後、ビルは上司のフィリップにゴルフの誘いをうける。ジャネットを一人
にしたくないビルは彼女を誘うが、心配ないと言うので渋々一人で行くことに。

その様子を見ていたエディは密かに家に侵入する。そして地下室への階段に
細い紐で仕掛けを作る。

何も知らないジャネットは何か物音がする地下室に降りて来る。そして階段に
張られた紐に足をとられて転落する。意識がもうろうとするなか、エディが
ビルの工具の電動ドリルを持って迫って来る。体が動けず悲鳴をあげる
ジャネット。

ドリルが突然止まる。コードが長くないので電源から抜けていたのだ。

病院に駆けつけるビル。怒りが収まらないビルはジャックに詰め寄るが、
エディは何もしていないの一点張り。そして今まで様々な虐待をしていた
事実を語るジャック。それにより心に深い傷を負ったエディは危ない行動を
とるようになったのだった。

話を聞いていたエディは怒りが頂点に達し、２人が話していた納屋に火を放つ。
間一髪逃げ出す２人。そしてジャックの妻が呼んでいた警官が駆けつける。

病院に送致される事になったエディ。
彼の未来を案じつつ、思わず抱き合うビルとジャネット。
チャンチャン。

まぁ今回はそんなに急展開でもなかったかな？という感じの終わり方でした。

ジャネットを演じたDiana Hylandは1977年に41歳という若さで乳癌で逝去されて
おりました。


では、また