イスラエル旅行記

旅行記が完成したので、あとは普通に。、

45.ガリラヤ湖横断 

2006年09月11日 | Weblog
 【写真:一回目の旅で】

さて、カペナウムで、「シナゴーク」と「ペテロの家の跡」を見学した後、バスでゲネサレまで行き、そこから船に乗りました。待望のガリラヤ湖横断です。対岸のエンゲブまで、およそ50分。

 昨年の冬は、カペナウムから乗船しました。どこまでも追いかけてくるカモメ、寒さに震えながら、パン屑を空中に投げる西浦さん、高田さん、宮本さん、食いつく瞬間をカメラに撮ろうとする津田さん、船の中に飛んできた2羽の子すずめと戯れる相沢さん、前回のガリラヤ湖横断で、病が癒されたと感謝していた熟年の安達夫妻、大きなお腹をかかえた若い間島夫妻。
 あの時は、船に乗っているのは、私たちのグループだけでした。ガイドの峯崎さんが、マイクを使って聖書を読みながら・・・・そういえば凄い逆風だったし、凍るように寒かったし、「イエスの時も同じ状況だった」と峯崎さんがまた読んでくださったり(マタイ14:24参照)・・・、そしてスクリューに巻かれた荒波が、はるか向こうまで白い線を残してなどなど、思い出しました。

 今年は白人グループと乗り合いです。風もなく穏やかな船旅ですが、しばらくして面白いことに気がつきました。私たちは日陰を求めて何回か移動し、白人の彼らは陽射しを求めて移動しているのです。上半身裸の男性もいれば、タンクトップの女性もいます。何か民族大移動の縮図を見ているようで、本当に面白い!
 しかし、互いに言葉を交わさなくても、旅の目的はイエス・キリストにあって、求めるものはみな同じように思いました。青い青いガリラヤ湖です。

 しばらく船に身をまかせてのんびりしながら、「イエス様が水の上を歩いて来ないかな、聖書によれば、あっちの方から来たはずだ(マタイ14:25)」などと方向を確認したりして、すっかり自分の世界を楽しんでいますと、倉田さんがやってきて、進行方向の左前方を指しながら案内しました。

「あちらに、ちょっとくびれた、崖みたいのがあるでしょう。あのあたりがクルスィと言ってですね、豚の群れがなだれ落ちた場所だと言われています(ルカ8:33)」
 みな、自分の世界から目覚め、立ち上がって写真を撮ります。倉田さんが謎をかけました。
「どうしてクルスィというか、ご存知ですか」
 少し考えてから私が答えます。
「それは多分、豚が苦しい~苦しい~と言ってなだれ落ちたから・・・かな?」
すると彼が大きい声で、
「あたりィ~」
と言ったので、大爆笑でした。

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