イスラエル旅行記

旅行記が完成したので、あとは普通に。、

44.カペナウム B

2006年09月11日 | Weblog
 【写真:ペテロの家の跡】

 倉田さんの説明がまだ続きます。
「上部の建物は石灰岩であること、それに柱が異教文化であるコリント式であること、さらにその柱に『ヘロデウス』という名前が刻まれてあることなどから、これはイエスの時代のものではないという結論に達しています。ま、建物はどうであれ、確実なのは、イエス・キリストが実際にこの場所で、多くの教えを語られたということですね」
 まるで、イエス様から直接教えを受けているかのように、気持ちがへりくだるのを感じました。
 今度はそこを出て、すぐ向かいの「ペテロの家」と呼ばれる遺跡に行きます。部屋が15もあるという、黒玄武岩の大きな家の跡でした。説明を聞きましょう。

「ここは、ペテロの家の跡だと言われています。その根拠はですね、聖書にあります。そこをちょっと読みましょう。マルコの1章29節です。『会堂を出るとすぐ・・・・シモンとアンデレの家に入って行かれた』と、このように書いてあります。すぐと、書かれていますね」
「あ、なるほど、あそこからここまでは、ほんとにすぐだもんな」
「そうです。そして当時、普通の漁師がこんな大きな家に住むということは、まず考えられませんので、シモンとアンデレの家は、網元だったのではないかと考えられています。さらにですね、イエス・キリストは、その一室を借りて、ガリラヤ湖の周辺を伝道したのではないかと、そのようにも考えられています」
「う~ん、やっぱりイエスは、このあたりが好きだったんだな」
 みな倉田さんの説明に感心しています。

                 

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