仕事がやっと一段落しましたが、生憎の雨で野外に出られません。
こんな時のためにと日曜日に写しておいた煙草の花を載せます。
他のブログにも出ていますので珍しくはありませんが、町の人にとって直接見る機会は少ないことでしょう。
民謡 ♪花は霧島 煙草は国分 (ハ ヨイヨイ ヨイヤサ)
燃えて上がるは オハラハー 桜島 (ハ ヨイヨイ ヨイヤサ) ♪
と唄われているように煙草は昔から人々に知られていました。
タバコの花は茎の先端部分に群生しラッパ状の花です。端が五裂します。色は種類によって異なりますがピンク色のものが多いです。
タバコはナス科タバコ属(Nicotiana)の草だそうで、タバコ自体は紀元前5000〜3000年ごろ南米のアンデス山脈で栽培されたのが起源で、15世紀にアフリカ大陸からヨーロッパに伝えられたものであるとウィキペディアあります。
(以下「」内の文章はウィキペディアからの引用)
また喫煙に関しては「煙管(キセル)による喫煙が主であり、江戸時代初期には全国に普及したが、非常に高価な薬品として普及しており、喫煙できるのは裕福な武士か商人のみであった。」とあります。
しかし「たばこが伝わり、普及しだした江戸時代から、一部の日本人は、たばこに健康問題があった事を知っていた。例えば、正徳2年(1712年)に貝原益軒が著した『養生訓飲茶 附 』では、「巻第四 煙草」において、「煙草は性毒あり」「煙をふくみて眩ひ倒るゝ事あり」「病をなす事あり」「習へばくせになり、むさぼりて後には止めがたし」等の記述がある」と書かれています。
確かにタバコには葉の成分として有毒で習慣性の強いニコチンを含みます。
「平成15年(2003年)の健康増進法施行等により喫煙場所、喫煙者は減少している。政府、民間ともに禁煙に向けて動いている。国内葉たばこ生産は縮小し、葉たばこ農家の人員は平成23年(2011年)の1万801人から平成24年(2012年)には4割が廃作して6317人に減少[1]、葉たばこ農家は高齢化も進んでいる[2]。喫煙の健康影響面では、平成24年(2012年)の厚生労働省資料によると日本における喫煙による死亡者は年間およそ12万人から13万人である」
喫煙が健康に有害であることの認識は高められていることは素晴らしいですね。
しかし私の周りにはまだタバコ畑は多いですね。
青々とした大きな葉を茂らせています。成長に伴い4月から5月に花芽が現れますが、開花直後に芯止めと呼ばれる摘芯作業を行い、花芽は摘み取られます。葉の成熟を促すためです。ですからタイミングが合わないと花を見ることは出来ません。
タバコ畑です 花が咲き始めると一斉に切り取られます。
タバコの花 形はナス科の特徴をしています。3-4㎝の綺麗な花です。此花は脇芽の花です