クロツラヘラサギは絶滅危惧種に指定されており数が非常に少ないということもあって人気がありますが、私の家から車で30分程の所に毎年冬になると5‐10羽程が渡って来る場所があります。ここは川口と入り江になった所で他の多くの水鳥たちが混在し、鳥好きさんたちの良い観察スポットとなっています。しかしこの鳥が安心して休んでいる場所はいつも広い川の中州で距離が非常に遠く大砲でも持ち出さない限り良いものは撮れません。距離的に幾らか救われる入り江では必ず逆光になってしまい都合よくはまいりません。愚痴っても仕方ないので一応写しますがボツに等しいものばかりです。ところが或る時まったく意外な所でとんだ拾い物をしました。いつもの場所とはまったく方向違いで30kmほども離れている川にこの鳥が一匹だけで居たのです。しかも5月にです。「うっそー」という感じですぐに堤防の草むらに隠れじりじりと近づきました。相手はまったく気付いていません。目のいい鳥でも堤防の上と下の川原では方向的に感覚が異なるのかもしれませんね。
やはり中州に居ましたが小さい川でしたので15m位の距離です。いつも見る時(冬) は全身が真っ白ですがこの鳥は黄燈色が混じっています。調べた結果婚姻色と判りました。5月でしたので繁殖期になっていたのです。
この鳥がなぜ一羽だけでここに居たのか? 群れからはぐれたのか、または何かのアクシデントがあって本来の繁殖地に帰れなくなったのかは不明です。後日(1ヶ月程)再び訪れた時にはもう居ませんでした。
いつもの飛来地
5月に意外なところに居た一羽
やはり中州に居ましたが小さい川でしたので15m位の距離です。いつも見る時(冬) は全身が真っ白ですがこの鳥は黄燈色が混じっています。調べた結果婚姻色と判りました。5月でしたので繁殖期になっていたのです。
この鳥がなぜ一羽だけでここに居たのか? 群れからはぐれたのか、または何かのアクシデントがあって本来の繁殖地に帰れなくなったのかは不明です。後日(1ヶ月程)再び訪れた時にはもう居ませんでした。
いつもの飛来地
5月に意外なところに居た一羽