おじんの独り言

写真付きで気まぐれに日記や趣味、感じたことなどを書いてみたい

クロツラヘラサギ

2014-10-31 10:32:12 | 
クロツラヘラサギは絶滅危惧種に指定されており数が非常に少ないということもあって人気がありますが、私の家から車で30分程の所に毎年冬になると5‐10羽程が渡って来る場所があります。ここは川口と入り江になった所で他の多くの水鳥たちが混在し、鳥好きさんたちの良い観察スポットとなっています。しかしこの鳥が安心して休んでいる場所はいつも広い川の中州で距離が非常に遠く大砲でも持ち出さない限り良いものは撮れません。距離的に幾らか救われる入り江では必ず逆光になってしまい都合よくはまいりません。愚痴っても仕方ないので一応写しますがボツに等しいものばかりです。ところが或る時まったく意外な所でとんだ拾い物をしました。いつもの場所とはまったく方向違いで30kmほども離れている川にこの鳥が一匹だけで居たのです。しかも5月にです。「うっそー」という感じですぐに堤防の草むらに隠れじりじりと近づきました。相手はまったく気付いていません。目のいい鳥でも堤防の上と下の川原では方向的に感覚が異なるのかもしれませんね。
やはり中州に居ましたが小さい川でしたので15m位の距離です。いつも見る時(冬) は全身が真っ白ですがこの鳥は黄燈色が混じっています。調べた結果婚姻色と判りました。5月でしたので繁殖期になっていたのです。
この鳥がなぜ一羽だけでここに居たのか? 群れからはぐれたのか、または何かのアクシデントがあって本来の繁殖地に帰れなくなったのかは不明です。後日(1ヶ月程)再び訪れた時にはもう居ませんでした。

いつもの飛来地



5月に意外なところに居た一羽


町中のアオバズク

2014-10-30 07:29:06 | 
この鳥は市内の広い市民公園の中にある大きなセンダンの木の洞に営巣し子育てをしています。毎年ではなく時々です。今年の夏は来ませんでした。
近くには図書館や美術館などもあり市民の憩いの場所ですので日中は車や人も多く、環境的には良い場所とは思えないのですが立ち木も多く適当な木の洞があるのが魅力なのでしょう。この鳥が営巣すると待機していた公園の管理課はその木の周り半径5mに綱を張り立ち入り禁止にしてしまいます。大都市と異なり、鳥好きのカメラマンが列をなすこともなく、(撮影したときも私独りでした)市民のみなさんも特別注視している様子もありません。静かに見守られて子育てができるのでアオバズクも以外に気に入っているのかもしれませんね。ただ時々野良猫がうろつきますので注意は必要です。餌が気になるのですが近くには森もありますし山も近いですので問題とはならないのでしょう。後で調べましたが昆虫とか、こうもりなどもたべるのだとか。事実この時は2羽の雛が無事に育ちました。
日中はほとんど巣の外で昼寝をしているかに見えますが時々目を開き辺りを警戒の目で眺めます。其の時は鋭い目つきで、さすが猛禽類です。



イソヒヨドリ

2014-10-29 11:04:21 | ペットその他の生命体
この鳥も留鳥らしく海岸のテトラポットが敷設された場所などでよく見かけます。わたしの家は海岸から6km程離れている里山の麓にありますが、これから冬にかけては家の近くでも見かけられるようになります。隣のアパートの空き部屋のところによく止まっています。見掛けも美しいですがきれいな声でさえずります。
海岸のテトラポットで見かけた雄はいつも同じところに陣取っており何か見張りをしているような素振りでした。当時近くに営巣しているのではないかとめぼしい所を探してみましたが発見できませんでした。まあ簡単に見つかるような所には営巣しないと思いますが、何日か連続して観察すれば突き止められる可能性は有るでしよう。いつか挑戦してみたいと思っています。




雌はやはり少し優しい感じがしますね。

シロハラとエナガとカワラヒワ

2014-10-28 12:06:19 | 
朝夕は少し冷えてきて秋もいよいよ終わりが近いと感じます。南北に長い日本では地域によってはもう冬となっているようですね。冬の渡り鳥も見られるようになり、鳥好きの皆さんには楽しみの季節となりました。対象物が小さくなかなか寄らせてはくれませんのできれいに撮るのは難しいですが、マニアと呼ばれるような鳥好きな方はなんのその大枚はたいて高級機材を購入し頑張っておられます。すばらしい驚くような写真を見せられますが、おじいちゃんは手持ちの機材で我慢の子、じっとチャンスに恵まれる日を待ちます。時には木に登り(商売柄木登りは得意)草むらを匍匐前進(ホフクゼンシン腹ばいになり前進すること)して忍者ごっこです。しかし上から下まで迷彩服で固めていても鳥は目がいいですね。ちょっとでも動くと見つかってしまいます。
ワニの本の「動物の超能力」(伊藤政顕著)を見ると動物の様々な能力について興味深く読めますが、視力については特にワシやタカの視力はすばらしく人間の8倍の視力を持っているとか。ハゲワシは1500m上空から動物の死体を捜し、タカは1000m離れていても鳩を見つけられる。昆虫を食べているハヤブサの仲間は800m先を飛んでいる一匹のトンボを見つける能力をもっており、ハクトウワシは高度3000mの高度を飛行するが5000m先の魚を見つける。「ほんとかいな」と言いたいほどです。もし山の上空にイヌワシでも見えたら、向こうでもこちらの弁当のおかず位は見ているに違いないとも書かれています。「じいさん、あんなものを食っているんか、俺のほうがグルメだな」なんて思っているかもしれませんね。
何れにせよ鳥類は抜群に目がいいのです。へたに隠れても相手にはバレバレなのです。ならば誤魔化すに限ると一昨年3月には頭に大きなゴミ袋をかぶってレンズの部分だけ切り取り、匍匐前進しシロハラに近づきました。もちろん相手はとっくに気付いていますが判断に迷っているらしく2.5mになっても逃げません。撮影成功。「変な物が近づいてくる何だろう」というような表情です。


エナガとカワラヒワ こちらは留鳥でいつでも見られますがやはり木の葉の少なくなった秋、冬が見やすいですね。
エナガは小柄で独特の風貌をしていて可愛いですね。よくメジロの群れと行動を共にしています。
しかしチョコマカと動きが早く撮り難い対象ではあります。


撮り貯め写真の紹介 オオシロカミキリ

2014-10-27 19:00:38 | ペットその他の生命体
blogを始めて今日で39日目、楽しく続けることができました。つたない者のお相手をしてくださった皆様に感謝しております。これまで主に昆虫などを紹介してきましたが野外に出ても少なくなり寂しくなりました。ブログで紹介するものも必然的に少なくなりましたのでこれからは季節とは一致しなくなりますがこれまで撮り貯めたものの中からジャンルに関係なく紹介しようと思います。しかしお気に入りのものをこのブログを始める少し前に写真好きの友人の勧めもあって写真素材屋フォトライブラリー(photo library)に極わずかですが登録しておりましたので重複してあちらに迷惑のかかるようなことは避けねばなりません。写真を売ることなど関心は無かったのですが「売れるかもしれないぞ」という友人のおだてに乗って登録しました。「ひょうすんぼ」という名前で載せています。アーティスト検索で「ひょうすんぼ」を探し、出てきたトビハゼの画像の右にあるひょうすんぼの名をクリックすると私の登録画像が出てきます。

今日はオオシロカミキリを紹介します。2ケ月ほど前にむくの木に居ました、ちょっと高いところに居たため竹棒でさわるとぽとりとおちてきました。白いカミキリムシでこれまで見たこと無いなーと思い写しましたがたった2枚しか写さないうちに逃げられました。
後で調べてオオシロカミキリと判明したのですが、個体数が減少しているといわれています。連写してもっと沢山写しておくべきだったと後悔しましたが後の祭りです。アマチュアの年寄りはデジタルになっても昔のフイルムをけちる癖があってあまり沢山写さないのです。