年に1回、タダで本をもらえる、地元の古本市に行ってきました。
開始からしばらくは、整理券が必要ですが、
その後は自由に何冊でも持って帰ることができます。
並んで待つのが大嫌いな私は、自由になる時間に行きました。
残り物の中からでも、どんな「福」をゲットできるのか、運試しです。
いままででも、
池波正太郎先生にハマっていたときは、『真田太平記』全巻、
大好きな石原加受子先生の記事が載っている『PHPスペシャル』、
などなど、その時の心に沿ったものを、ゲットできています。
昨年は、横尾忠則先生の『死なないつもり』。
コロナやらワクチンやら戦争やら災害(人災?)やらで騒がしい世の中、
そこで生きる私の意志のように感じました。
表紙にある、
「完璧をめざすのではなく、あえて未完にする。未完は明日に続くものだから。」
という言葉も、魅力的でした。
さすが天才は生きるコツをよくご存知です。
さて、今年は・・・・
星野富弘先生の『かぎりなくやさしい花々』をゲットできました。
タイトルが、私が花に対して思う気持ちと同じだったので、いただきました。
花の絵と詩と、著者の半生が書かれていました。
手足が不自由で、口で描いたのもすごい。
絵と詩も、やさしくて素敵。
(読書感想文は苦手です)
また、いい本と作家さんに出会えてうれしかったです。
このイベントは、屋外テントの下で行われるから大丈夫と思っていたのですが、ばっちりシェディングを受けてしまいました。
満員電車でも、その他密室でも、こんなに濃厚な空気に出会ったことがなかったのに、いままで経験がない空気でした。
乗り物酔いのような吐き気に襲われ、翌日から5日間熱が出ました。
私の場合、自然に触れると、その症状が和らぎます。
日光を浴びて、土や木や花に触れたり、そのやさしさを感じると少しラクになります。
人間が勝手に作ったものの影響があるだろうに、それでも自然は癒してくれる。
なんてやさしいのだろう・・・
星野先生の本は、そんなことも示唆していたかのようでした。
ブログを書けてよかった。