場末の安酒屋
何年 通ったろうか・・・
カウンターの隅 店で一番狭い席
壁が斜めで 以前は 狭っ苦しくてイヤな席だったが
最近は コノ席がマイ指定席
狭いので 肘を何処にでも当てることができ
ソコを支点して腕を動かせば
進行した 書痙:ジストニア でも
ビールを溢さずに注げるから・・・
冷や奴は コレが普通の量だが
いつしか これだけで 腹一杯になってしまうようになり
お値段そのまま 「ハーフ」 にしてもらい
「いつものハーフね」 と言ってもらえるようにも なった
他にも 「優良酒場」は いくらか知っているが
「仕事帰りに一杯」 ではなく
不詳ワタシ の場合
「ひとり 呑む為に行く」 ので
今では 外で呑むのはコノ店だけ・・・
伝票は手書きで なんと暗算~!
そして 瓶ビールの大瓶を 480円で出す店は
他に知らない
っが もう二ヶ月近くになるだろうか
暖簾も赤提灯も 出ていない
裏へ回ってゴミペールなど見ても
営業の痕跡はない
さて 困った・・・
困った? 何で困った?
★の瓶ビール買ってきて
つまみには 似たようなモン というか
短冊のほとんどが
そこらのスーパーで売ってるモノなので
幾らでも 家で揃えられるから
困る必要はないだろうに・・・
いつもなら
瓶ビールと もつやき4串で 800円
焼酎を一杯 300円
他に頼むものは だいたい決まっていて
その日の気分で 150円モノを 二皿ほどで会計・・・
大凡 一時間ちょっとの滞在で
千と数百円也
周りの注文も聞きながら
短冊を見ながら 何を頼むか
だけを考えている一時間が なくなってしまう
ソレが 困るのだ
と 気付いた・・・
閉めたままになっている原因で
思いつくのは
オヤジが高齢で 立ち仕事がままならなくなり
座って出来る 串打ちも辛くなって
オヤジより高齢の 女将以外は みんなフィリピーナの
姐さんらの 二大巨頭のウチのひとりが
仕込みから焼き台まで
店の全てを 背負って頑張っていたのだが
新人で 「いつものハーフ」 が 通じない
若い (と言っても みな子持ち) 娘らは
連絡なしに 平気で遅刻してくるし
彼女は ソレが我慢できないでいたし
それぞれに 逞しいが故に
一見すると 仲が良さそうに ケラケラ笑っているが
実は 軋轢も大きく
そこで 中堅を担っていた姐さんが
ひとり辞め
彼女の気持ちが 限界を超えたんだろう
残念だが
6本パック1個だけを買ってきたのは
再開を願って止まぬ為・・・
長くなりました
さて 週末 日曜日
新日創設 太郎が取れて円 日新 と
この一週間 鬼籍へ入られた方々が多く感じた
どうぞ みなさまには たのしいことがたくさんありますように!
そして 毎日笑顔がありますように!
緩まずに 探しましょう
イイ事みっつ!