東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
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凝視

2021年09月09日 | カマキリ
イチモンジセセリ

この時期、頻繁に見かけるイチモンジセセリ。花から花へ吸蜜に忙しい様子だけれど、そこには危険な捕食者が待ち受けている事を知る余地もない。

ハラビロカマキリ ♂(幼虫)

最強の昆虫ハンター、カマキリの捕食行動。鋭いカマでイチモンジセセリをがっつり掴み捕食に至るシーン。花で待てば必ず獲物にありつける。カマキリの持つ生態本能がそうさせているのかもしれないけれど、いったいどのように花を認識しているのかは謎。ちなみにこの花はサルビア・ファリナセア。そうそう、カマキリを飼育している子供達がよくバッタを捕って帰り、エサにしているようだけれど、カマキリはバッタよりもこのイチモンジセセリが大好物。食いつきが違うから試してみて。

撮影に近寄りせぎるとこの通り。

顔に鱗粉をつけながらジロッと向いて凝視。こちらの様子を窺う場面。このように捕食中でも決して警戒心を緩めないところが素晴らしい。この個体はまだ幼虫だったけれど、既に成虫の姿も見かけているので、この先はカマキリの活動にも目を向けていきたい。

全てNikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

撮影日:8月29日


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