東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

10月下旬のヤゴ調べ

2024年10月29日 | ヤゴ
前回、ミズカマキリを観察できた事が嬉しく、再びヤゴを含めた水生昆虫の調査を楽しんだ。

水辺環境


Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
どちらも隣接して水深が異なる水辺をガサガサしてチェック。

すると...

ギンヤンマの終齢幼虫

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
今の時期の終齢幼虫は来年の春に羽化。ギンヤンマのヤゴは獰猛。
小型を襲う習性を持つので共喰いを避けるため同サイズ毎に分けて容器に入れるよう心掛けている。
飼育時も同様で毎日エサを与えている状況下では今のところ共喰いは見られない。

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
隠れる場所がないので姿をオープンにされるのを嫌がり仲間同士しがみつく様子が見られていた。
特にマルタンヤンマのヤゴは臆病で警戒心が強く、即座に身を隠す習性を持つことが観察から伺えた。

マルタンヤンマとギンヤンマの比較

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
大きさは2cm程の個体。マルタンヤンマはギョロ目で枯葉色。ギンヤンマは抽水植物に擬態した体色。違いは一目瞭然。前回、運よく捕れたミズカマキリはまぐれだったようで、ギンヤンマとマルタンヤンマのヤゴが無限に捕れる一方、ヤゴ以外の水生昆虫は少なくヒメガムシ、マツモムシ、その他にヌマエビ、アメリカザリガニ。それから3mm程の極小型ゲンゴロウの仲間を捕獲したものの種類の特定は次回に持ち越し。ヤゴは撮影用に多少持ち帰っているのでじっくり撮る予定。

撮影日10月26日


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