東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

河川でヤゴ観察

2023年03月25日 | ヤゴ
今日、明日と冷たい雨の花冷えの週末なので、残念ながらフィールドワークはお休みかな。。。
サボっていたブログの更新をします。

朝は肌寒く感じられていたけれど、暖かくなってきたところで、娘と河川に入りヤゴ取り。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED+Kenko Tokina ZX C-PL
そうそう、娘が同行した時はもちろん昼飯あり。ツルヨシを網でガサガサ、取れたヤゴは...

アサヒナカワトンボとアオハダトンボ(終齢)

カワトンボ科のヤゴは脚と尻尾(側鰓 そくさい)が取れやすく、画像のアサヒナカワトンボは前脚の片方がなく残念。両種、成虫の体型は殆ど変わらないのにヤゴの体型が異なっている事が不思議に思う。アサヒナカワトンボは緩流に棲み寸胴型で、アオハダトンボはやや急流に棲みスリム型。棲家に合った体型を持つのかも知れない。

コシボソヤンマの擬死

コシボソヤンマのヤゴは触ると、腹部を上に反らせてシャチホコのような、擬死と言われる姿勢をとり暫く動かない。尻尾に持つ鋭い棘を強調しているので、外敵を避ける為の防御姿勢だと感じられる。

コシボソヤンマのヤゴ(中齢)

上からの写真を見るとコシボソヤンマのヤゴの特徴は複眼下の前脚と被る後頭角に棘を持つ。また、腹部両側(側棘)、腹部先端(肛上片、肛側片)に鋭い棘があり、このトゲトゲしい身体は捕食者の鯉が吸い込んでも嫌がり吐き出してくれそうだ。

アオサナエとミヤマサナエ(中齢)

サナエトンボ科のヤゴが採れず、棲家がイマイチわからなかった。採れたヤゴはダメージに配慮して、その場で撮影、採れた場所にそっと戻すのがマイスタイル。フィールドでの白バック撮影に試行錯誤する事も楽しみのひとつだよ。次回は主にサナエトンボのヤゴを探したい。

ヤゴ撮影は全てD300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

撮影日:3月12日


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