公民・歴史教科書問題を中心に教育問題を考えていくブログ

恐るべき公民教育の問題を中心に扱っています。かなりの割合で小山常実氏のブログ(特に教科書資料)や著書を参考にしています。

教科書から「侵略」を排除せよ!【うれうべき教科書の問題】

2022-10-23 18:44:42 | 教育

●教科書の自虐史観が頂点に

かつてないほど、自虐的な教科書と自尊的な教科書の二極端が登場するという、教科書会社による差が戦後最大となっているのが今の教科書です。

自虐史観のトップに君臨するのが、かつての極左(東京書籍)をゆうに超える「学び舎」という教科書です。この教科書は、日本は悪い国という典型的な自虐史観にとどまらず、全体を通じて日本がいかにつまらない国かを伝えようとしている学習指導要領を逸脱した教科書です。そもそも、歴史の流れがまともに読み取れないので、教科書としての資質そのものに問題があります。

日本的な歴史観のトップに君臨するのが、新しい歴史教科書をつくる会が発行する「自由社」の教科書です。また、竹田恒泰氏が率いる令和書籍が「国史教科書」という名で最もまともな教科書を作成し、文部科学省から不合格を食らっています。

●「日本の侵略」は健在

こうした状況の中、安倍政権時の教育基本法改正や教科書改革プランが効果を上げ、少しずつですが、いわゆる中道教科書(帝国書院、教育出版、日本文教出版など)や元極左の左翼教科書(東京書籍など)の内容は改善されてきています。

しかし、未だに左翼教科書を中心として「日本の侵略」が健在であり、教科書改革は完遂できていません。

「日本の侵略」「韓国・台湾の植民地化」「強制的な動員」などの表現は、教科書改革プランが対象外とする自虐的記述であり、非常に悪質な記述です。

しかし、過去に、政府見解の力で「従軍慰安婦」➡「慰安婦」「強制連行」➡「強制的な動員」へ是正されました、

今回も、国民全体で教育的配慮を欠いた「日本の侵略」に検定を意見を付けろ!史実に反する「植民地支配」を排除しろ!と声をあげれば、確実に、文部科学省は是正に踏み切るはずです。

こうした記述を是正していくため、ともに努力してきましょう!!!!

●不適切単語リスト

以下に、不適切単語と代替単語のリストを掲載しておきます。不適切な理由については、「理由」の欄に掲載されています。

① 日本の軍事行動「侵略」「侵攻」「侵出」「侵入」など➡「進出」「進攻」「出兵」「進入」

② 台湾・韓国の併合「植民地化」「植民地」など➡「併合」

③ 台湾・韓国の統治「植民地支配」など➡「統治」

④ 台湾人・朝鮮人等の徴用「強制的な動員」「動員」など➡「徴用」

⑤ 中国人の動員(一般的に「強制連行」といわれる。)「強制連行」「連行」「強制的な動員」など➡「動員」

⑥ 日本軍による労働徴発「強制労働」「労働の強制」「労働の強要」など➡「労働の徴発」

⑦ 日本軍による物資の徴発「物資を取り上げる」「物資を奪う」「物資の略奪」「物資の強奪」など➡「物資の徴発」「物資の収集」

 理由

①、⑥および⑦について 暴力的表現を排除し、健全な情操の育成について必要な配慮を行うため。

②、③、④および⑤について 史実にのっとった記述にし、歴史の事実を正確に理解できるようにするとともに、暴力的表現を排除し、健全な情操の育成について必要な配慮を行うため。

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