日本国憲法制定から約70年以上が経過し、国体(国柄)条項なき憲法の弊害が現れはじめました。例えば、天皇を元首とすれば権力者となると嘘を吐いたり、歴史や伝統を軽視してもなお国家として存続可能であるとの無知が生み出す虚言は後をたたない。はっきり言って国家としての体裁をなしていません。そして、良識ある国民の手によって、日本国憲法を改正する動きが活発化しています。その間の左翼の虚言への対処として、国体(国柄)を示す国体法の制定が必要だと思います。憲法改正までのつなぎとしての改正案と要点を掲載します。
・要点
① 天皇の地位の変化について触れ、日本国憲法との干渉を防ぐ(違憲判決防止)
② 国民主権の下と明記せざるを得ないが、(補完法なので本来明記する必要はない。)しっかり、天皇を元首とすることも同時に明記した。
③ 文化の意義と歴史の継承について触れ、自虐史観に縛られない法律に!
・本文
国体法案
日本国は、長い歴史の下、伝統文化を形成し、天皇の地位についても様々な変革があった。しかしながら、日本国憲法制定当時、その議論が急速に進められたがために、現代日本では、このような歴史に立った国体認識が形成されておらず、日本国憲法が我が国の歴史や伝統文化を否定して制定された憲法であると誤解しかねない状況となっている。日本国憲法下においても、我が国の歴史と伝統文化は、継承されるべきものであり、自国がその歴史や伝統文化を守り、発展させることは国際社会における共通認識である。
我が国は、歴史と伝統文化に基づき、天皇を戴く固有の国体を持ち、国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて統治される国家であり、同時に、和を重んじ、美しい国土と自然環境を守る固有の民族精神を有する国家である。
我々日本国民は、日本的精神の下、我が国の歴史や伝統文化に基づき、歴史の中の一員として新しい未来社会を形成していくため、我が国の国体を明示し、この法律を制定する。
(統治機構)
第一条 我が国は、国民主権の下、天皇を元首とし、三権分立を行い、我が国の歴史や伝統文化に基づいて統治される。
(歴史)
第二条 我が国は、長い歴史の中で、固有の文化を形成し、明治維新や戦後復興などの崇高な使命を成し遂げてきた。これは、日本的精神が根本に由来する。日本国民は、日本的精神に充ち、我が国の歴史に誇りをもって未来社会の形成に貢献しなければならない。
(伝統文化)
第三条 我が国の伝統文化は、長い歴史の中で、日本的精神とともに、形成され、歌舞伎や浮世絵、茶道や和食など、諸外国から多くの関心を集めており、日本民族の誇りである。日本国民は、我が国の歴史の中の一員であることを自覚し、こうした伝統文化を継承し、新しい文化を創造に貢献しなければならない。
(未来社会)
第四条 我が国が目指すべき未来社会は、豊かな人間性と創造性をもって、我が国の歴史や伝統文化に基づき、時代の変化に追いつける社会を形成していくことである。そのためには、我が国の歴史や伝統文化を継承し、先人の教えを学び、多様な変化に対応し、国際社会に主体的に生きる人材を育成しなければならない。
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